あなたがそこに居ることに気づいていますよ | 子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)

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【あなたがそこに居ることに気づいていますよ】

こんにちは。インストラクターの高橋昌子です。


私には子どもが3人います。

高校生・中学生・小学生。

思春期・反抗期・甘えん坊です。

性格も、できることできないことも、好きなことも、悩んでいることも、それぞれです。


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そんな3人の共通点

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思春期でも、反抗期でも、甘えん坊でも、ひとつだけ共通点がります。

それは「朝晩のあいさつが秀逸」ということ。

本当に素晴らしいのです。

誰に教わったわけでもありません。


私も、あいさつに関しては何も言ったことがありません。

それなのに「おはよう」「おやすみ」は必ず言ってくれます。


私の側まで来て

「お母さん、おはよう。」
「お母さん、おやすみ。」

と言うんです。


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自分の存在を認めてもらっているよう

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子どものこころのコーチング講座(初級)では、「認める(承認)」についてお伝えしています。

コーチングの「認める(承認)」は、

「あなたがそこにいることに、気づいていますよ」

ということが目的です。


「お母さん、おはよう。」は、認めること(承認)そのもの。

「おはよう」は、ありのままの私自身を認めてくれる言葉。

私は、毎日毎日「承認」してもらっていたんです。


こんな私をお母さんだと認めてくれていたんだなぁと、嬉しく思いました。

それに引き替え 私ときたら、家族に対する声かけをどれだけおろそかにしてきたことか…

そのことに気づいてから、私も、名前を呼んだり、顔を見てあいさつしたりするように心がけています。


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当たり前にできていること

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だけど、子どもたちは、私に気づいてほしくて毎日あいさつをしていたわけでないのです。

承認しようと思ってしていたわけではありません。

「あ、お母さん、いたね。」くらいの感覚なのでしょう。

子どもたちにとっては、当たり前なのです。


心がけなくてはできない私がダメ、

当たり前にできる子どもたちがスゴイではなく、

当たり前にやっていることの中にも「認める(承認)」はたくさんあるということです。

私も自分では無意識に、誰かを承認しているかもしれません。


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あなたがそこに居ることに気づいていますよ

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承認というスキルを知ったばかりのころ、「承認できれば良い子になる」と思って意識して使っていました。

やってみることはよいことなのですが、相手をコントロールするために承認しては、元も子もありません。

「認めてやってるんだからいい子になりなさい!」と言っているようなものです。

「認める」の意味を履き違えていたんですね。


「あなたのことを見てるよ」

の気持ちを伝えたいから承認する、という本来の目的に、あらためて気づかされました。

いつものあいさつが、温かいコミュニケーションに変わったように感じています。


最後までお読み下さりありがとうございました。

子どものこころのコーチング協会 インストラクター
高橋昌子
http://ameblo.jp/pudding24/