ごほうびをあげる=子どもがやる気になる!訳ではない理由 | 子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)

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【ごほうびをあげる=子どもがやる気になる!訳ではない理由】


こんにちは。子どものこころのコーチング協会インストラクター
渋谷佳子(しぶやけいこ)です。



我が子たちの通っている小学校では、月一で学年計算テストと学年漢字テストがあります。


私は以前、あまりにも勉強しない長男の将来が心配で不安でした。



勉強してほしい

やる気を出してほしい

いい点数を取ってほしい



という気持ちから


長男と100点をとったら、ジャンプやコロコロ(漫画)を買うという約束をしていました。


最初はとてもモチベーションが上がり、テスト3日前から勉強を開始して頑張っていました。




でも、


長くは続きませんでした。


なぜなら


子どもが漫画を買ってもらうために頑張るようになったからです。



例えばテストが65点だったとしたら、


頑張ったけど買ってもらえないんだ(認めてもらえないんだ)

どうせやったってムダじゃん

頑張って損した


と拗ねるようになったのです。



そして以前は当たり前にやっていたことも



「ママ、この勉強するからあれ買って」

と 言うようになり、自分から進んで勉強をすることも減ってしまいました。



ごほうびは脳に快感が伴い、一瞬でモチベーションが上がる反面、


どうしてもその場しのぎになってしまい、持続しない側面を持っています。



”頑張ってみよう、やってみよう”

という自分の内側から沸く気持ちよりも


”何か買ってもらえるから”

という外側にある理由のほうが、勉強する動機になっていました。



じゃあどうしたら子どもが心からやる気になるのか?

ということですが…






……☆★☆……………

子どもが認めてほしい部分や

今すでにできているところに目を向ける


……☆★☆……………





私が大切にしていることは、

取れなかった35点に目を向けるのではなく

今取れている65点の方に目を向ける

ということです。



注目したところが増えていくので、
ごほうびをもらえなくても


「ぼくは力を持っているんだ」

という気持ちが高まり、


「頑張ってみよう、やってみよう!」

とやる気が起きます。



もちろん、ごほうびをあげることが悪いというわけではありません。


ただ、ごほうびをあげればあげるほど


 子どもは頑張る

 やる気が起きる

 良い方向に成長する

というものでもないようです。



子ども自身の認めてほしい部分

今すでにできているところ




に 大人が目を向けて声をかける。
 

これを積み重ねていったとき、



子どもは大人が思っている以上のやる気を発揮します。



今では、ごほうびをあげていた時よりも 勉強を自分からするようになり、点数も上がりました。



やる気の質が大きく変わったように感じます。



そして、何かやったからごほうびをあげるというよりも、


「みんなで食べたら幸せだろうなー」

と思って美味しいものを買ったり



「子どもが喜ぶかなー」

と思って物を買ったりしています。



私や子どもの幸せだなーと感じる瞬間のために。



拾えるところがあれば幸いです☆ 


最後まで読んでくださり、ありがとうございました!



子どものこころのコーチング協会インストラクター
渋谷  佳子(しぶやけいこ)