こんにちは。子育てコーチング協会マスターインストラクターの幸野直子です。
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「話は聞けている」と思っていたあの頃
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インストラクターになる前の私は、「人の話を聞くことは、ある程度できている」と思っていました。
保育士として働いていて、子どもの話を聞くのは当たり前の環境にいたからです。
「そっか、そっか」
と相づちを打ち、子どもの話を受け止める。
形としては、できていたと思います。
ただ、その頃の私は、あるところまでいくと、ぷつんと限界が来てしまっていました。
「もう無理やな」
と感じた瞬間に、関係を壊すような言葉を言ってしまったり、距離を取ることで終わらせてしまったり。
聞けば聞くほど、なぜか怒りが湧いてくる。
人と関わること自体が、しんどいものに感じていた時期でした。
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私の転機になった学び
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そんな私にとっての転機が、
「人の話を聞くと同じように、自分の心の声も聴く」
という学びでした。
それまでの私は、相手の話を聞いている“つもり”で、実はずっと頭の中で
「なんでそんなこと言うんやろ」
「どうしてこの子はこうなんやろ」
そんな自分の思考ばかりを追いかけていたのだと、今になって思います。
いまでは、子どもの話を聞きながら、
「なんでそう思うんやろ?」
と疑問に思ったときも、
「私は今、『理由』が気になってるんやね。
じゃあ、それはちょっと横に置いておこう。」
と、『自分の心の声』に耳を傾け、話の腰を折りたくなる思いをいったん保留します。
そして改めて、
「この子は、どう感じているんやろう?」
と『子ども』の思いに耳を傾けます。

すると、いちいち聞き出さなくても、子ども自身の言葉で理由が出てくる場合もあります。
子どもが自ら話さないときには、いったん様子を見ることも。
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子どもには子どものタイミングがある
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先日、息子が友だちと遊んだあと、
「もうあの子、嫌や」
と言い出したことがありました。
楽しそうに遊んでいたのに、どうしてだろう?
聞いてみましたが、その日は理由を話してくれませんでした。
でも、2〜3日経った夜、寝る前にぽつりと、
「ゲームの途中で怒って、コントローラー投げてん。
それが、すごく嫌やってん」
と話してくれました。
その子の家で起きた出来事。知らない場所で感じた怖さ。
「怖かったんだねー」
と伝えると、
「うん」
と言って、すーっと眠っていきました。
以前の私は、
・今すぐ聞かなきゃ
・今すぐ解決しなきゃ
・親がなんとかしなきゃ
と、たくさん背負っていました。
でも今は、「今じゃない時もあるよね」と思えるようになっています。
自分から話さないときは、子どもなりに整理できているのかもしれない。
そのくらいの距離感でいられることが、子育てをとても楽にしてくれました。
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積み重ねがつくる“なんか大丈夫”の土台
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子どものこころのコーチング講座は、
「子どもの話を絶対に聞かなければいけない」という学びではありません。
聞けない時もあるよね。
その時は、まず自分の心に耳を傾けてみよう。
その練習を、少しずつ、少しずつ積み重ねてきた9年間。
だから今、
「今はうまく伝わらへんけど、一旦置いとこうか」
そう思える自分がいるのだと思います。
講座の学びは、すぐに役立つこともたくさんあります。
でもそれ以上に、気づけば
「なんか知らんけど、うちの子大丈夫やな」
そう思える土台が、ゆっくり、確実に育っていく。
大きな感情の爆発が減り、親子ともに、少し穏やかな日常が増えていく。
子育てコーチング協会
マスターインストラクター 幸野直子


