こんにちは。ランドセル専門店 kodomoni.🎒のマツコです。
今日は、ランドセル選びで後悔しないための“最初の一歩”をお話しします。
毎年、「思っていたのと違った…」というご相談が少なくありません。理由をたどると、“今の小学生の実態”を知らないまま選んでいた、ここに行き着くことが多いんです。
・まずはどれくらい後悔がある?
実は、いま使っているランドセルに不満があるご家庭は約半数。
つづいて、不満の内訳を見ると——上位は重さ・価格・サイズ・機能でした。
ここからわかるのは、“使い方の現実”を知らないままデザイン中心で決めるとギャップが出やすいということ。
結論:始める前にやることは2つだけ
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学校の荷物事情をリサーチ
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教材相当の重さを入れて、通学路を歩いてみる
たったこれだけで、**必要な容量や“軽く感じる条件”**が具体的に見えてきます。
1) 学校の荷物事情をリサーチ
調べるポイントは2つに絞るのがコツ。
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置き勉はOKか?(置けるなら日々の荷物が軽くなる)
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タブレットは持ち帰るか?(端末はだいたい約1kg)
いまの小学生は、1年生でも全国平均で約3.6kg(ランドセル込み)。ランドセルが1.0〜1.5kgなので、中身だけでも2kg超が目安です。学年が上がると荷物は増え、4年生では5kg超になることも。まずは先輩ママや学校に確認。これだけで必要容量・強度のイメージが固まります。
「軽い=正解」とは限りません。体に密着して重さを分散できることも、負担を減らす大事な条件です。
2) 実際の重さで、通学路を歩いてみる
いちばんイメージが湧きます。お子さんと一緒に、教材の重さを入れて歩いてみてください。
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子どもの体感は大人の約3倍と言われます。
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入学時体重が20kg前後だと、2kg=体重の約10%。
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大人が試すなら、5〜6kgを持って歩くと実感に近いです。
歩くと、時間感覚・坂や階段・危険箇所が見えてきます。“毎日”の負担が現実の数字になります。
どうして後悔につながるの?
購入時は色やデザインで決め手にする人が多い一方、軽さ・壊れにくさ・背負いやすさなどの機能は後回しになりがち。使い方の現実を知らないまま選ぶと、使い始めてからのギャップが生まれます。
今日のまとめ(マツコより)
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後悔の根っこは、“今の小学生の実態”を知らないまま選ぶこと。
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始める前にやるのは、①学校の荷物事情の確認 ②実際の重さで通学路を歩く。
そのうえで、何を優先するか(容量・負担軽減・強度・デザイン…)の家族の基準を作れば、選ぶ道がスッと定まります。
参考データ
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くらしのいいもの研究所:ランドセルの「ここが失敗!」先輩ユーザーに後悔ポイントを調査
https://randoseru.iimono-labo.jp/guide/815/ -
ランドセル工業会:ランドセル購入に関する調査(2023年)
https://www.randoseru.gr.jp/graph/
※本記事は kodomoni. 公式サイト『ランドセル情報室』に 【2025/9/17】 に掲載した記事の転載です。
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