アトピーと脱ステと脱保湿（その４）
ここにきてようやく脱保湿の話！「肌には保湿が一番大事！」って言うじゃないですか。その真逆をいく脱保湿。びっくりですよね。でも。これこれこういう考え方がある、一見「えー！」と思うようなことでも自分の感性に引っかかったのなら、実験してみるんです。おむつなしもそうだったなぁ。こういう勘、私は自信があってですね。たぶん感受性が少し強いんだと思う。情報収集好きなんだけど、同じくらい人体実験好き。その情報の正誤ではなくって、自分にとってどうかの実験ね。子どもがアトピーになる前から脱化粧水っていうのを勝手にやっていてもう2年くらい？になるのかな。それよりも前から脱石けんとか。今はシャンプーを減らしてお湯シャンの日を増やしつつあるんだけど。以前は、人並みに化粧水→乳液みたいなことはやっていて。でも、カラダって自分で保湿成分（油分）を出すんだよって話を聞いて、やってみた。ちなみに化粧はローズウォーターをシュシュっとして（保湿目的ではなく香りが好きだから）クレイの下地とクレイの粉とチーク。あと眉毛かくくらいなので、洗顔もお湯のみ。風呂上り多少パサッとしても気が付くと自分からちゃんとしっとり成分出してる。昔のアトピー時代はきっと盛り過ぎてたんだなと思う。きっと皮膚にとっては余計なお世話だったんじゃないかな～もともと持ってるチカラをどんどん衰退させる、ということが今は体感としてよく分かる。カラダも子どもも『信じて見守る』がやっぱり大事前回の記事でもご紹介した佐藤健二先生もこんなこと書いておられます。湿潤療法と脱保湿健康な皮膚における傷の修復には湿潤療法は有効だが、ステロイド依存や保湿依存等の病的な皮膚ではそれを悪化させる湿潤療法は、表皮ができるまでが有効。その後も保湿状態においておくと、丈夫な皮膚にならないという感じでしょうか。ここから私のアトピー体験からの持論ですが、痒みが強い時って、排泄期の真っ最中なので、保湿剤とかラップしちゃうとその時はチリチリ感がなくなってホッとするんだけど、その後のぶり返しがすごい痒い。表皮があると蒸れるのかな。皮膚が出したい！出したい！って言ってる時にふさいじゃうのでそうなるのかなと。ほんと、しゃらくせー！って怒ってる感じ。でも掻き壊して痛い時は、傷の修復を早めるためのカレンデュラのクリームを塗ったりします。子どもの場合は「イタイのイタイの飛んでけ～」みたいなコミュニケーションツールとしても有効だと思います。何度も何度も掻き壊しを繰り返してだんだんと掻いても血が出なくなります。これってすごく自信になって。めっちゃ掻きまくって半べそなってても「すごいな～こんなに掻いても皮膚が破れなくなったね！強くなったね～」って声掛けます。大丈夫、安心して掻きなさいと。さとう式リンパケアを習ってからは患部をなでなでします。カラダの力がのびのび発揮できる環境を整える、という感じでしょうか。あと、単純に気持ちいいらしいです(笑)温泉につかったような顔するんだもん(笑)それ以来、湿潤と乾燥の使い分けを意識するようになったんだけど、3番目のトビヒの時はちょっと失敗しまして…皮膚ずる剥けなってたんで、防水の絆創膏でふさいだら汁が溢れて広がった💧すぐさまガーゼに切り替え。よく考えたら、トビヒも排泄祭りみたいなもんだから（ちなみに抗生物質の毒だしと言われています）、ふさいではいけなかったんだな。ガーゼは乾くとくっつくけど、シャワー（毎日の洗浄は必須！）したらスルリと取れるし。なかなか根気のいるケアでしたが勉強になりました。そして皮膚の再生能力の高さに脱帽。たくましい！！
