子育て・育児ブログ~パパも奮闘中! -16ページ目

ニートとフリーター

近年、ニートという言葉を頻繁に耳にするようになりましたが、ニートと似ている言葉にフリーターがあります。
フリーターとは正社員として就労しておらず、アルバイトやパートによって生計を立てている若者のことをいいます。本職がアルバイトやパートの人だけを指し、学生業のかたわらアルバイトをしている人や、主婦でパートをしている人はフリーターに含まれません。これに対してニートは働く意欲の全くない若者をいいます。全く異なるこの2つですが、場合によっては混同されて扱われているのが実情です。
現在フリーターの数は200万人を超えると言われています。またニートの数も80万人を超えると言われています。こういった若者に対して、「定職につかずにぶらぶらしている今時の若者」と批判的な見方をする人も多くいます。
フリーターという言葉は使われるようになって20年以上が立ちました。バブル時代には就職先はあるが「自由」のために就職しない若者をイメージしたものです。しかし今では社会的保障のない不安定な身分というイメージが強くなっています。
フリーターになった理由は、就職難でやむを得ずという場合や、やりたいことがあるなど、人によってさまざまです。最近ではフリーターがそのまま年を重ねた年長フリーターも増えています。
ニートやフリーターの増加は近年の社会問題の一つとして考えられ、政府においてもフリーターやニートへの就職支援などの対策を急いでいます。

ニートと引きこもり

ニートとともに社会問題となっているのが引きこもりです。引きこもりとはある一定の期間を超えて、社会に出ることがない状態をいいます。健康上に何も問題がないのに仕事や学校にいかず、毎日家庭の中だけで過ごし、家族以外の人と接触することが出来ないのです。家族でさえ必要な時にしか関わらないという場合もあります。ひどい場合には自分の部屋からほとんど出ない人もいます。また、その期間は半年ほどから10年以上の長期間にわたる人もいると言われます。
健康なのに社会に参加しないという点でニートと引きこもりは似ているため、同類のものと捉えている人もいるようですが、実際には根本的に違う問題を抱えています。
ニートは就業や就学の意欲がありません、これに対し、引きこもりは仕事や学校に行きたいが行けないのです。意欲があるのに出来ない、なんとかしたいのに出来ないという状態で、1つの精神疾患とも考えられています。このようにニートと引きこもりとを比べると、引きこもりの方が問題は深刻です。また引きこもっているだけに実態を正確に掴むことが難しいのです。
現在、引きこもりやニートの増加が社会問題となっています。引きこもりは不登校につながり、本人の将来に大きな影響を与えます。ニートもまた自立する力を養う機会を逃してしまいます。
ニートや引きこもりの周囲にいる人は、彼らが1日も早く社会復帰できるように支援することが求められますが、その方法は容易に見つからないのが実情です。

ニートと家事手伝い

ニートと区別が難しいものに家事手伝いがあります。
家事手伝いとは本来、親に代わって一家の家事全般を担っているとか、家族経営の事業を手伝っている、家族の介護や幼い兄弟の養育をしていることを意味するものです。
しかし、現実には家事を全く行っておらず、就職や就学の意志のない女性が、花嫁修業を理由に家事手伝いを自称することが多いようです。特に裕福な家庭では働かなくても養ってもらえるため社会に出ず、体裁を保つために家事手伝いを自称する女性が存在するのです。
日本ではこれまで学校を卒業したら就職して経済的に親から自立をし、国に税金を納めることが国民としての義務だと考えられてきました。家事手伝いはやむをえない事情で就職できない場合や、結婚や就職の予定がありそれまでの間一時的に家事を手伝って過ごす場合にだけ使用する言葉だったのです。
時代が変わり、現在では家事手伝いは裕福な家庭のステータスのように捉えられることもあり、本来の意味合いは失われつつあります。体裁を保つだけの自称「家事手伝い」は本来ならばニートとして数えられるべきですが、現実にはさまざまなケースがあり、本来の意味での家事手伝いを把握するのは困難なのです。
厚生労働省の定義では、実際に普段の生活で家事を行っている場合はニートではないと定義されていますが、内閣府によれば家事手伝いもニートに含むとしています。このように政府においても区別は曖昧であり、「家事手伝い」とひとまとめに捉えられないのが実情です。

ニートの定義

ニートとは学校を卒業した後も就職や進学をせず、就職する意欲も見られない若者のことをいいます。家事手伝いやフリーター、引き込もりとの区別などあいまいな点も多いのですが、ここ数年急激に注目を集めるようになった言葉です。近年ニートは急増しており、社会的な問題となっています。
厚生労働省ではニートを、「非労働力人口のうち15歳から34歳の若者で、通学も家事もしていない者。学籍があっても学校に行っていない者。既婚者で家事をしていない者」と定義しています。
ここでいう非労働力人口とは、総務省が毎月実施している調査で、無作為に抽出した4万世帯に住む15歳以上の人口のうち、月末の1週間に家事や通学、職業訓練をしていない者の人口のことをいいます。この人口には専業主婦や学生、高齢者が含まれていますが、ニートもまたこの中で大きな割合を占めています。
また内閣府でも、ある調査の中でニートを定義しています。それによると、「高校、大学及び予備校、専門学校に通学しておらず、独身者であり、家事手伝いを含めて、ふだん収入を伴う仕事をしていない15歳から34歳の者」となっています。
ニートの増加に対して政府ではさまざまな対策を投じていますが、そこではニートについて厚生労働省と内閣府の二重の定義がされていること、また家事手伝いがニートに含まれるかの見解が両社で異なっていることが問題になっています。
また現在のところでは厚生労働省の定義が政府の定義とされています。

「ひきこもり」が原因で暴力を振るってしまったら

ひきこもり状態が続き、自分ではどうすることもできないことに、もどかしくなったりイライラしたりするときは、家族にあたってしまうこともあると思います。
また、辛さに耐えられず、暴力を振るってしまう時もあるかもしれません。
このような行動をやめたいという気持ちがあるのなら、自分の本心に気づくことができたという証拠です。
あなたが目的としていることは、決して誰かを傷つけるということではないですよね。

もし、あなたが暴力を振るってしまいそうになったら、一度その場所から離れてみてください。
家族に離れてもらっても良いでしょう。
そして、家族に対する暴力をやめることができたら、自分自身を褒めましょう。

また、ひきこもりから抜け出すためには、自分自身を受け入れることも大切です。
ひきこもっていることは、恥ずかしいことではありませんよ。
何か原因があって、その環境に付いて行けず、ひきこもってしまうことは、誰にでも起こることがあるはずです。
もし、自分を否定していたり責めたりしているのなら、自分自身を受け入れていないということかもしれません。

あなたは、生まれた瞬間から今まで、あなたらしさをたくさん育んできました。
自分では短所だと思っていることでも、違った捉え方をすると、それは自分を守るための長所である場合もあります。
長所も短所もあるからこそ、一人の人間としてのあなたが存在するのです。
あなた自身が、あなたの個性を受け入れることが、とても大切なのです。