魔窟に足を踏みいれる | こどもごころ研究所  ~りえぽんの事件簿~

こどもごころ研究所  ~りえぽんの事件簿~

元ボンビー&元ヤンキーだった私が、今は野外活動家として活躍中!!
不安なことを抱えた子どもたちの心が軽くなり安心する居場所づくりをしています。

私の実家には、引きこもり気味の兄が1人で暮らして、

母親が居なくなった実家は、ひどいゴミ屋敷になっている。

IMG_20160214_070145435.jpg

IMG_20160214_070145952.jpg

以前は存在すら疎ましく感じていたけれど、最近ようやく
兄を心配で不憫でたまらない自分を、受け入れることが出来た。

そうすると、仲間が手伝いを申し出てくれた。正直1人では難しいと感じていたので、心が震えるほど嬉しかったし、甘えさせてもらった。
この環境がいいわけがないのだから。

IMG_20160214_070149334.jpg


とはいえ、1日では出来る量は限られて、1部屋のゴミの量は半端なく、
あゆみ先生も、じゅんこも想像をはるかに超える現状に文句さえでてこない。
ただモクモクと作業つづけた。

IMG_20160214_070150474.jpg


昼食に、門司港レトロのロバート秋山のおとんが、やっているという
船上レストランで、揺れながら名物の『焼きカレー』をほおばりました

美味かったカレー
そして、たくさんの話しが出来たことが嬉しかったよはーと

掃除を進めると、意外にも、たくさんのゴミ袋と掃除をしようと思ったであろう掃除道具が、ゴミの山から、たくさん出てきた。
本当は、掃除がしたいと思ってるんだよね。

どうすれば、もっと生きやすくなるのか。
悲惨な家庭環境で育った子どもの問題であると私は感じる。
まだ癒されない心の傷をどうすれば、補えるかな。

IMG_20160214_070148716.jpg

IMG_20160214_070148108.jpg

私の記憶の奥底の赤い床を、じゅんこが綺麗に拭き上げてくれた。
ようやく、靴を脱いで上がることができた。
ヘドロの流しを、あゆみ先生が、綺麗にしてくれて、『食べる』ことを、考えてくれた。
私は、心からのありがたい、あたたかい気持ちになりました。

あなたたちが、しんどい時はどこへでも、駆け付けるからね。