今年度の診療は終わりました。新年は1月4日(木)からになります。 なお、年末年始で調子の悪い方は、休日診療所をご利用ください。小児科医が毎日、当番で出ております。

今年はコロナ禍が明けて、マスクをしなくなったためなのか、急激に他の疾患が増えてきました。インフルエンザ、アデノウィルス、溶連菌など。過去最高の患者数を計測しております。それに伴って検査キットの不足があり、現在でも流行している疾患の検査キットが、ほとんど手に入らない状況で年始に不安が残ります。 

また、抗生剤や咳止めなどが慢性的に不足しており、回復する方向性すら見えません。あと1~2年は掛かるかも知れないといわれています。ジェネリック薬品の普及で薬価が下がり、原材料を海外に依存しているつけが回ってきております。小児科領域では、すでに作られなくなった薬品も多くなりました。

残念ながら、日本の医療体制の後退化を感じた1年間でした。