昨夜、緊急の川崎市医師会の会合がオンライン上で開催されました。 毎日報道もされているように、新型コロナウィルス感染症は爆発的に数が増えています。 毎日川崎市では800人近い方が陽性となり(宮前区だけで約70人)、自宅療養されている方が3500人、そして症状が重くなっても入院できるベッドは・・・ありません。 運良く、ベッドが空いたら入院できる人が市内で数名程度。 多くは市外に搬送されているようですが、これから他の市も入院患者さんが増えてきておりますので、それも難しくなっていくでしょう。 苦しくなって救急車を呼んでも病院に運んでくれないケースがあり、すでに医療体制は崩壊して災害級にまで達しています。 「目に見えない災害」と表現されていました。 街中に倒れている人もいませんし、自分が元気であれば救急車を呼んで確かめることもありません。 行政や医師会からは、これは「お願い」ではなく、コロナの患者さんを町医者が「診てくれ」ということになりました。 クリニックで出来ることは、発熱の患者さんを診て、検査などをして新型コロナウィルスかどうかを見極める。 そして自宅療養でクスリなどが無くなった場合には、患者さんに追加処方を渡せる体制を作る。 また患者さんの健康状態を把握して入院すべきかを保健所などに代わり判断していく・・・ 普通なら入院して酸素などを投与すべきレベルの人が、自宅で酸素を吸って粘るしかない。 それでも悪化をして駄目なら入院できるベッドを待ちながら・・・探す。というところまでに迫ってきてしまいました。 どうか一般の方は外出回数を減らして、他人と接触する機会を少なくする。 そしてなるべくマスクや手洗いをしていただきたいと願うばかりです。