DTワクチンとは ジフテリア・破傷風の入った混合ワクチンです。 通常11歳以上~13歳未満で接種いたします。 ちょうど今接種する年齢のお子さんの頃は当時3種混合ワクチンでした。 破傷風・ジフテリア・百日咳が入っているものです。 「百日咳は?」と思うでしょうが、百日咳に罹りやすいのは小学生くらいまでで、特に乳児などでは重症化しやすいことが知られています。 そのために小さい頃に接種するワクチンには百日咳用のものが入って3種混合となったのです。 しかし成人以降でも百日咳に罹る人もいて、小学生~中学生にかけて調べてみると、百日咳の抗体価が落ちていることが分かってきたため、今は小学校の入る前後で(有料にはなってしまいますが) 3種混合ワクチンの追加をしてみてはいかがですか?と勧めています。 話は戻して、DTワクチンですが、1回の接種量がワクチンの中で最も少ない0.1mlとなっています。(0.5mlというのが多いですね) これは今まで基礎免疫ができているのと、特にジフテリアに対して腫れや熱などの反応が強く出てしまう可能性があるために減らしています。 ただ量が少ないですが、接種した時の痛みは一番強いようです~残念!