「WILL」と言う雑誌に光市の事件の被害者である本村氏の手記が掲載されている。
この事件に対して様々な意見はあると思う。しかし、本村氏の真摯な態度こそが日本の法を、裁判のあり方を変えたのは間違いない。
手記の中で本村氏は「死刑制度というのは人の命を尊いと思っているからこそ存在する制度」であると述べ、「残虐な犯罪を人の命で償うと言うのは生命を尊いものと考えているからこそでてくる」と述べている。
また、被告に対しては「死刑を受け入れることによって自らの人生に意味を見出して欲しい」と延べ、「本当に罪を悔いているのであれば残された生の中で社会に発信して欲しい。悔い改めながらも死んでいかなければならない事、犯罪の愚かさ、司法の厳粛さを社会に伝えて欲しい」と述べている。
それだけではない。本村氏は妻と娘に加えて被告も含めた「三人の十字架を背負って生きて行く」とも語っているのだ。
本村氏は本当に強い人だと思う。罪を憎んで人を憎まずとは言うが・・・。彼は被告が心から悔い改め侘びたならば・・・無期懲役であっても納得したのではないかとも思う・・。
手記を拝見して本当にいろんなことが頭に浮かんできました・・・。