今夜、家族でヤクルト-阪神戦を観戦した。
解説者は江夏豊さんだった。
江夏さんといえば、阪神時代はエースとして、広島等では守護神として大活躍をされた方だ。
(若い方は知らないかな^^;江夏-田淵のバッテリーだったんですよ)
その江夏さんが解説をされる時は私は安心して子供と見る事が出来る。
何故なら江夏さんの言葉使いが非常に好きなのだ。
江夏さんといえば正に大投手である!球界を代表する投手の1人でもある。
その江夏さんなのだが、解説の時もインタビューの時も必ず選手を呼び捨てにしないのだ。
例えば「桑田君」「清原君」といった具合に君を必ずつけるのだ。
若い解説者の中には自分より年上の選手には「さん」をつけ年下は呼び捨てといった人を多く見かける。
そうした現実からすれば江夏さん程の大投手であれば全ての選手を呼び捨てでも構わないと思うのだが
江夏さんは必ず「君」付けなのだ。
聞いていて非常に耳に心地よいのだ。
例えば「阪神に平野が加入して阪神の攻撃の幅は広がり、相手チームには脅威にかんじるでしょう」とか「新井が来たことで金本がさらに活力が出た」という解説が通常の解説だが、江夏さんが解説であれば「阪神というチームに、平野君という足も使える素晴らしい選手が加入された事で様々な攻撃が出来る様になりましたので、他のチームの選手も脅威に感じて居るんですよね」とか「新井君という選手が1人加入したという事で、金本君にも良い刺激になったのでしょう。お互いに良いライバルとして頑張っていますよね」となるのである。
こども達はもちろん我々大人の間でも言葉の崩れが言われているが、そうした中で江夏さんの解説のときだけは安心してこどもと解説を聞くことが出来るのだ・・・・。