【2017年度元気で大きくなったねスペシャル!子ども食堂。今年度お支えいただいた全ての皆様に感謝!!】
3月24日土曜日の子ども食堂は、お花見!
いつも会場をお借りしている、玉里団地福祉館の横「玉里団地中央公園」にて行いました。
今年度、子どもたち一人ひとりが元気で大きくなったことを、家族だけでなく、地域のみんなで喜びたい。それぞれの成長を、ほめてあげたい。
そんな気持ちが伝わるように、子どもたちに喜んでもらえる企画を考えました。
前回の子ども食堂の時に、桜の開花予想を考えながら、「お花見できそう!」「いつもの食事をお弁当にしてあげたら喜ぶかもね」「春休みの思い出になったらいいよね」と、ボランティアで知恵を出し合いました。
そして、今日、調理室では窓越しに満開の桜を見ながら、いつものベテランお母さんボランティアによる、美味しいおかず作りがスタート。
卵焼きをひたすら巻くお母さん。唐揚げを揚げ続けるお母さん。ホクホクのポテトサラダ。可愛いミニトマト。
唐揚げの香ばしいにおいと、卵焼きの甘いにおいが、福祉館にただよいます。隣の児童ルームで遊んで待っている小・中学生も、鼻をクンクン。
大切に洗ったお米が炊き上がるにおい。
いつもご飯をみんなで食べる、大きな和室が、今日はお弁当屋さんに。
流れ作業でおにぎりを作ります。
握る人、ふりかけをかける人。
横では、ズラリとならべたお弁当箱に、出来上がったホカホカのおかずを詰める人。人。人。
今回は、鹿児島工業高校、鹿児島玉龍高校、鹿児島女子高校、鹿児島中央高校、鶴丸高校の8人の高校生、鹿児島純心女子大学、熊本短期大学の2人の大学生がボランティアに参加してくれました。人数が多かったので、流れ作業で手際よくお弁当を詰めていきます。
初めて会うボランティアもいる中、共同作業でいつの間にか連帯感!
食材を提供してくださった皆さん、この1年も、活動を支えてくださった会員さんの思いもカタチにしたいと、ボランティアで心を込めて作った「森の玉里子ども食堂*お花見弁当」が完成!!
そして、次々と、お母さんたちや子どもたちがどっと福祉館にやって来ました。
「わーい、お弁当だぁ!」「公園で食べるの?」「桜、いっぱいだよ!!」「ねぇ、一緒に食べよう。」「お母さん、食べたら遊んでいいの?」「なわとび持って来た!!」嬉々とした子どもたちの弾む声。
そして、みんなが桜の木の下に集まって、「いただきまーす!」
「この卵焼きうまい!超うまい!」と、高校生。
「美味しかったっす。唐揚げが一番美味しかったっす。」と、体の大きな中学生。
青空の下で食欲が湧き、お弁当の後に大田ベーカリー様からお土産にいただいたパンも食べる子どもがたくさん。
遊びが大好きな子どもたちは、お腹いっぱいになった後、青空の下で思い切り遊ぶことができました。
子どもたちが、道路に出たり、小さな子どもだけで広い公園の遠くに行ったりしないよう、事前にボランティアで下見をしました。
でも、実際はよちよち歩きの子どもから、園児、小・中学生、高校生まで、みんなで同じ広場でワイワイ遊んでいました。
高校生たちは、すぐに子ども目線で遊べる一方、安全にも配慮してくれ、頼もしい存在です。
そんな子どもたちの遊ぶ姿を、離れて見守る大人も、自然と会話が生まれます。
赤ちゃんを抱っこしたお母さんたちは、シートに座っておしゃべりしながら、見守っています。
心配していたお身体が元気になられ、久しぶりに子どもたちに会いに来られた女性。「今日は本当に良かったわ。私、お花見初めてなの。」
桜が風に舞うのを見て、小さな女の子たちが「わぁー、雪みたい。」それを聞いて、顔を合わせて微笑む大人たち。
それぞれの、幸せな時間が流れます。
1人ではない、ゆるやかな、「みんながいる幸せ」に包まれます。
桜、ありがとう。
たくさん食べてたくさん遊んだ子どもたち、ありがとう。
子どもは地域の宝物。
2017年度も、活動をお支えしてくださった、全ての皆様、ありがとうございました。