先日、とあるネットニュースの記事に、「えっ!」と、驚きました。
大学入試。東北でのできごとです。
こんにちは。子どもの明るい将来指南役のひろです。
いったい何に驚いたかといいますと、仙台での東北大学の入学試験。
駅から大学までは、臨時のバスで行くらしいのですが、受験生がバスに乗り切れず、大学側は入試開始時刻を30分遅らせた、というものです。
なぜバスに乗れなかったのか。
雪か何かで、バスに遅れが発生していたか?
ちがいます。
受験生がバスに乗れなかった理由は、なんと、「親の付き添い」が原因だそうです。
つまり、受験生に付き添う親がたくさんいたため、バスが満員となってしまった、ということなのです。
これにはさすがに驚きました。大学の受験生といえば、高校を卒業しようかという年代ですので、受験会場まで親についてきてもらう、なんてことはありえない、というのが私の感覚です。
これと似たような現象が、就職の際の合同企業説明会においても起こっています。
合同企業説明会の会場には、なんと、親の控え室みたいなところがあるのです。
さすがに企業説明会の会場フロアには、親の入場は禁止されていますが、親の控え室には、かなりの数の親御さんがいるのです。
合同企業説明会にまで、わが子の付き添いをするのは、どうかと思いますが、子どもの就職に気をもむ親御さんの気持ちはよくわかります。
私が就職活動をしていた20年前は、まだ右肩上がりの余韻が残っており、大手企業に就職することができれば、将来は安泰、と考えられていた時代でした。
ところが現在は、名だたる電機メーカーが赤字にに転落し、リストラを行いながらも、復活の出口が見えない状態がつづいています。
大手企業は安泰、という神話は完全に崩れ、どの企業、業界に就職するのがベターな選択なのか、誰にもわからない状態となっています。
そんな中、学生くらいの知識、情報収集力では、的確な判断はまずできないでしょう。
新聞は、上っ面だけの中身のないことしか書いてありませんし、ネットには情報はたくさんあれど、どれが本当の情報か判断のしようもありません。
そんなときこそ、社会人としての経験が豊富な、親のアドバイスというのは、とても重要になってきます。
こんな世情ですので、親御さんは子どもの就職に気をもんであげるべきなのです。
大学生こそ、もう大人なんだから、そんなの子どもに任せ、放っておくのがあるべき状態なんじゃない?とも言われそうですが、現代の世情とは、これまでに誰も経験したことがない状態であることは、よくよく認識ください。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。