自分が本当にやりたいことは何か。
就活中の学生さんには、死ぬ気で真剣に考えてもらいたいことです。
こんにちは。子どもの明るい将来指南役のひろです。
就職活動を行うにあたり、絶対にやっておかなければならないこと。
それは、自分が何をしたいか、ということを真剣に考えることです。
まあ、当たり前ですよね。就職は、自分の一生を左右する一大イベントです。
しかし、「あなたは将来何をしたいの?」と聞いても、明確に答えられる学生はかなり少数派です。
どれくらい真剣に考えているかは別として、やりたいことが見つからない、絞り込めない場合はどうしたらよいのでしょう。
そんなときは、「やりたいこと」ではなく、「やりたくないこと」を書き出してみてください。
とにかくたくさん書き出してみてください。
このときばかりは、欲、エゴ丸出しでかまわないでしょう。
工場でヘルメットをかぶって働くのはいやだ。
お客さんに頭を下げるのはいやだ。
机にじっと座って働くのはいやだ。
などなど、たくさん書き出していくと、何か見えてくるものです。
やりたくないことを突き詰めていくと、サラリーマンにはなりたくない、という結論になるかもしれません。
それはそれでいいのではないでしょうか。
十分なお金が無い限りは、「働きたくない」という選択肢は、取りたくても取れないと思いますので、サラリーマンがいやだ、という人は、自分で事業を起こすしかありません。
こうやって、まるで不満ぶちまけ大会のように、やりたくないことを書き出していくと、自分のやりたいことというのが何かしら見えてくることになります。
こうなってくると、就職先の候補となる会社もかなり絞込みができのではないでしょうか。
そんな面倒くさいことしなくても、やりたいことをいっぱい書いてみればいいじゃないか、という声が聞こえてきそうです。
しかし、「やりたいこと」をたくさん書き出してみるのもよいのですが、「やりたいこと」というのは、本当はやりたくないことなんだけれど、「やらなきゃいけないこと」、「やるべきこと」も含まれた状態であることが多いのです。
たとえば、工学部の機械工学科の学生は、「設計に関わる仕事がやりたい。」という人が多いのですが、実は、機械工学を卒業するからには、設計をやるべきだ、と考えがちです。
実はこの人、突き詰めていくと設計をやりたいとは限らないんですね。
そんな学生さん、これまでに何人も見てきました。
こういったことは、学生さんと実際に会って、長々と就活相談をしていると、あぶりだすことができます。
私にとっては、学生さんと話しをしていて、本当にやりたいことをあぶりだせたときが、達成感を感じる場面の1つです。
一人の学生さんを、幸せに一歩近づけた、という満足感です。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。