とある地方大学での大きな変化。
私が学生の頃、私の大学では学生のクルマの保有率は7割近くだったんではないでしょうか。
こんにちは。子どもの明るい将来指南役のひろです。
ところが今はどうでしょう。クルマの保有率はざっと見ても2割にも満たないかもしれません。
会社に入ってくる新入社員も、ほとんどがクルマを持っていない。
この違いはなんなのか。
単純にバブル崩壊後の不景気が長く続いたから、では済まされない理由がありそうです。
まずは経済的な事情についての考察です。
バブル崩壊後の低迷を、「失われた20年」とよくいわれます。
「失われた20年」とはどんな20年なのでしょうか。
日本人のサラリーマンの平均年収は、1995年をピークに、その後は下がり続けています。
これは日本のGDP(国内総生産)も1995年以降、ずっと横ばいです。
20年間、GDPが横ばいになっている国というのは、少なくとも先進国と言われている中では日本だけです。
他の先進国ではGDPはこの20年、増え続け、日本だけがおいてけぼりです。
GDPが伸びない状態というのは、基本的に給料も上がりませんし、物価も上がりません。
そんな中、大学生の親の世代の給料も伸びてこないわけですから、学生への仕送り額も減り、学生は生活が苦しくなる、という図式があると思います。
加えて大学の授業料も上がっています。
国公立大学を例にとれば、私が大学に入学したころ、授業料は年間30万円でした。
ところがこれが、現在は年間50万円。ここでも親、もしくは学生の負担は大きくなっているわけです。
しかし、私の同級生にも、親からの仕送りはほとんどなしにも関わらず、一人暮らしやって、クルマを持っている友達はいくらでもいました。
よって、それなりの影響は与えていると思いますが、単純に世の中不景気だったから、学生の生活も苦しくなり、クルマのような高額商品に手が出なくなった、というわけでもなさそうです。
現代の子ども、若い人の物欲がなぜ落ちているのか。
なんとか原因らしきものがつかめないかと日々、考えています。
原因がわかれば対策を打てる。なんとか微力ながら、若い人の奮起に貢献できればと思ってます。
考察はまだまだ続きそうです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。