さて、このシリーズ、早くも10回目です。
途中から読んでいただいてもらっている方には、すでにわけがわからなくなっているかもしれません。
こんにちは。子どもの明るい将来指南役のひろです。
10回目を迎えたことですし、この連載の目的について、一度おさらいすることにします。
大学受験を控えた高校生は将来の仕事、職業に対するイメージを持っていない子が圧倒的多数という現実。
とりあえず偏差値を重視し、自分の入れる学部、学科へ入学してしまう。
大学に入ってから将来やりたいことが見つかっても、既に手遅れとなるケースが多い。
加えて、大学入学時に、ある程度目的意識を持っていないと、就職時に苦労する現実。
なんとな~く入れる大学に入り、特に目的意識もなく、授業を受ける毎日。
試験、レポートもこなし、成績もそこそこの状況。
そんな状況で3年生もしくは修士課程1年生になり、就職活動を始める。
しかし、目的意識のないまま、大学生活を漫然と送っていると、本気で自分が就職したいと企業が見つからない。
自分は何をするために、この学部、学科で勉強しているのか、ということを深く考えたことがないため、企業の面接官を説得できるだけの志望動機を考えることができません。
それらしい志望動機を考えたとしても、こういう学生はこれまで、自分の将来の仕事、職業について、深く考える機会がなかったので、思考が浅く、面接官の、なぜ?、なぜ?という相次ぐ質問に答えることができず、内定を勝ち取れない、という悪循環に陥ります。
私はこれまでに、数え切れないくらいの学生と、就職について面談をしましたが、内定がなかなか取れない学生の共通点はすべて今述べたことに集約されてきます。
こんなことにならないために、大学入学時にある程度しっかりした目的意識を持ちましょう。
目的意識を持つために、大学受験前の高校生の時期に、将来の職業、仕事について、しっかり考えましょう、というのがこの連載の趣旨です。
将来の職業、仕事のイメージを考えるにあたっては、子どもさんに、「将来何になりたいか、何がやりたいか考えてみて。」
といったところで、すぐに思考が止まってしまいます。
ですので、まずは、1つ切り口を提供し、
・モノをつくる仕事がしたいのか
・モノを売る仕事がしたいのか
の2つについて、直感的にどちらの仕事がしたいのか、決めてもらいます。
まずは、お子さんが「モノをつくる仕事」を選んだとします。
更に、「モノ」というのは、情報、サービスなどの形のないものではなく、
工業製品のように、形があるモノ(物)をつくりたい(作りたい)、という選択肢を選んだ場合を想定しています。
物づくりがしたいのであれば、工学部に入るのがよいでしょう。
工学部といっても、学科がいろいろありますが、どこを選択するのがよいのか?
工学部の中で、いちばん「つぶしがきく」のは、機械工学科です。
というのが前回までのおさらいでした。
次回以降、話を進めていきます。
本日は娘の中学校の文化祭でした。
午前中が合唱コンクール、午後が文化系の部活の出し物や海外派遣に行った生徒の発表などがあります。
中学校の文化祭は今年で4年目になるのですが、毎年最初から最後まで見ています。
文化祭は生徒全員が役割を持ち、準備をします。
出し物と出し物の間の準備の時間もコントもどきのつなぎがあり、なかなかよく考えられています。
文化祭終了時には、エンディングの動画が流れるのですが、これも生徒が制作しています。
文化祭の準備の時の写真が流れ、これがなかなか泣かせる構成なんですね。
今年のエンディングのテーマ曲は、GreeeeNのPrideでした。
改めて聴くと本当にいい曲ですね。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。