女の子は就職活動時に苦労していると思われている方が多いですが、意外なところで面接合格率は高いのです。
前回の記事でお伝えしましたとおり、ある年のある部署の新入社員の半数以上が女子であった、なんてことも実際に起こっています。
「女子力」、「女子会」という言葉が流行っているように、現在は明らかに女性の方が活発なのですよね。特に若い世代にこの傾向が強いように思えます。
このほかにも女性は以下のような能力を発揮している人が多いのも事実です。
1.伝える力
私のこれまでの社会人経験上、女性は伝える力に長けている人の割合が多いですね。
これは相手の立場に立って説明できるからなんですね。
わかりづらいところは絵を描いて説明する人も多いですし、プレゼンのスライドなんかでも色使いのセンスがよいなど、「見せる」、「伝える」という能力が高い人が多いように思えます。これって気のせいでしょうか?
2.創意工夫
仕事で発生した問題の解決は、問題の質にもよりますが女性職場の方が圧倒的に早く、解決していきます。
女性職場では個々人からいろいろなアイデアが出てくるんですね。
問題が大きく、解決の糸口が見えないような場合ですと、男軍団だと、「まあ、いっか。」と諦めてしまう場合も散見されますが、女性職場は皆でなんとかしようとする姿勢が伝わってきます。
3.楽しく仕事をする
これ、すごく大切ですね。
大変な仕事でも皆で力を合わせ、なんとかしていくことは説明したとおりですが、加えて、苦しいときでも楽しく仕事をする人たちが多いです。
なので、職場が暗くならないのですね。
これらは私が会社で女子社員を見ていて感じることですが、おそらくこのように仕事を楽しくやる人というのは、面接でも前向きな姿勢が伝わるのでしょうね。
加えて質問に対する受け答え、質問する側の立場に立っての受け答えがしっかりできているのでしょう。
ただ、懸念すべきことは、前回の記事でもお伝えしましたが、これまで高卒、短大卒の女子たちが担当していた、企業内のアシスタント業務は確実に減っており、今後は女の子だから、短大行って、企業でアシスタント業務、というキャリアパスがなくなりつつあります。
よって、今後はより一層、女子といえども、専門性で勝負していくしかないと、私は考えます。
専門性というのもよく考えなければなりません。
すなわち企業が欲しがっている専門性を習得する必要があるわけです。
大学の学部学科選びについては、おいおい私の意見を述べていくつもりですが、いくら専門性があるとはいっても、一般の企業であまりニーズがない専門性を取り扱う学部学科へ進学すれば、就職に苦労するのは当然です。
女子には男子にない特色、強みもあります。
これらの強みを生かして、今後は更に専門性を深く極める方向に進んで行ってくれればと思います。