今までも何度かブログに書かれたことがありますが、福生子ども日本語教室は、月火木曜日は午前中から授業なので、昼ごはんを教室で食べます。
買ってきて食べるか、お弁当を持ってくるかですが、なかなかお弁当をつくる余裕がない家庭も多いので、買いに行く子の割合が高いです。
外国につながる子どもたちのお弁当は、ルーツによってそれぞれ違いがあって見ていておもしろいです。
フィリピンは、ごはんとフライドチキンやアドボ(肉の煮込み料理)。中国は、ごはんに炒め物、餃子など。そのほかにも、それぞれのルーツの国の料理が見られます。
しかし、中学校へお弁当を持っていく場合には、子どもたちは複雑な悩みを抱えていることもあるようです。
日本で、「お弁当」といえば、ご飯、玉子や野菜、肉類などのおかずに果物・・・と、色合いや栄養バランスなどを考えてあるものが一般的になっていて、最近では「キャラ弁」のようにさらに凝ったものもあります。
給食ではなく毎日お弁当の子どもは、まわりの日本人生徒がそのようなお弁当をひろげている中で、自分だけ、あまり見慣れない料理が入っていたり、ごはんとおかず一品をどん!とという感じのお弁当だったりして、「恥ずかしくてひろげたくない・・・」と言っているという話をよく聞きます。
おうちの方に頼んで、日本風のお弁当にしてもらったり、どうしてもまわりに見せたくないお弁当だった場合はひろげずに食べなかった・・・という子も過去にいました。
おうちの方は、そもそも日本の一般的なお弁当を知らないということもあるでしょうし、知っていても、なかなかあのように器用につくる余裕がないご家庭もいるでしょう。
それ以前に、本来みなと同じである必要はなく、それぞれのルーツ、家庭に適って用意した昼食を摂るということで問題ないはずですが、子どもにとっては、どうしても、「周りの多くのみんな」の目が気になる微妙な年頃で、とくに外国につながる子どもたちは周囲に打ち解けていくことに困難さを抱えている子も多く、よけいに敏感になります。
各家庭で、子どものそのような悩みにあわせてご家庭でお弁当を工夫していくのもよいけれど、本当は周りの子どもたちが多様なお弁当に理解を持てればよいなぁと思いつつも、みんなと違うこと、同じであること、の問題のむずかしさを感じています。