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多文化子ども・若者日本語教室

東京都福生市にある「多文化子ども・若者日本語教室」のブログです。(NPO法人青少年自立援助センター運営)
教室では、外国にルーツを持つ子どもと若者のための日本語学習・教科学習、高校進学サポートなどを実施しています。

都立高校入試まであと4日!

福生子ども日本語教室の受験生も、まさに最後の追い込み期間です。


また、中1、中2の子どもたちも、来週から学校の学年末試験の期間に入る学校が多く、範囲表を持って来たり、提出物に取り組んだりしています。


今日は、中2の日本語の授業で、国語の試験勉強をしました。
外国にルーツを持つ子どもたちにとって、学校の定期試験の中でも、特に国語や社会はとてもハードルが高いものです。


数学や英語は好き!試験勉強もがんばる!という子はいますが、ほとんどの子は

「国語はいい。あきらめる。」

「10点が目標」

などといい、最初から「投げて」しまっている子がほとんどです。

今回、みんなの範囲表を見てみると、「文法-品詞-」という学習内容がありました。
これなら、勉強すれば点数につながるかも!と思い、みんなで一緒に簡単に、学習しました。


日本語を「外国語」として学んでいる子どもたちにとって、動詞の種類や活用などはそれほど理解が難しいものではありません。

たとえば動詞の「未然形」は日本語の文法では「ない形」と同じです。

「連用形」は「ます形」。

形容詞と形容動詞の違いも、得意です。

日本語では「い形容詞」「な形容詞」と区別して勉強しています。


ということを説明すると、4月に来日したRくんの目がキラリキラキラと光りました。

「オレ、これできるよ!」

と、自信が持てたようです。


さあ、今日勉強した内容は、試験にどれぐらい出るでしょうか?

得点につながらなかったとしても、国語でも勉強すればわかることがある、と思ってもらえればいいな、と思います。



メガネ



来週の月曜日、都内では都立高校の入試があります。

しかし 一足早く試験の終わった子もおり、福生子ども日本語教室では

既に2名の子が 『 合格 』 しています。合格


そのうちの1名 ある女の子のことですが・・・。


彼女がこの子ども教室に来たときは 本当に来日したばかりで 日本語の「に」の字も

知らない状態で ひらがなから学習を始めました。

頭の良い真面目な子ですが 慣れない日本語学習に イラつき態度が悪かったときもありました。


母国では優秀な成績だったのに、日本語がわからないため学校のテストはいつも赤点・・・

悔しくて 泣きながら教室に来たこともありました。


ですが もともと頑張り屋の性格の彼女は コツコツ勉強を続け

学校の勉強も平均点を取れるようになり 得意の英語はクラスで一番を取るようになりました。


そして迎えた受験の年

全日制の高校を受験することになりました。


さすがに試験直前は ナーバスでピリピリしていましたが 必死に勉強し

見事 合格することができました。ニコニコ


合格した彼女は 本当に嬉しそうでした。


今までつらいこと、苦しいことがありましたが 一般の日本人の子たちと同じ試験を受けて

全日制高校に合格できるまでになったのです。


「千里の道も一歩から」 です。ひらめき電球


コツコツ努力し続けた彼女に 心から拍手を送りおめでとうと言ってあげたいです。グッド!


近頃は外国にルーツを持つ子どもたちの受験が増えています。

受験は 場合によっては多少の優遇措置を受けられることもありますが 制限があり

正直なところあまり有利ではありません。

ほとんどの子が 一般の日本人と同じに試験を受けることになります。

その中で合格をつかみ取ることは 容易なことではありません。


毎年 大変つらい受験になりますが それでも子どもたちは 進学するために頑張っています。


試験まであと少し 

福生子ども日本語教室の受験生は 精一杯頑張っています。!!




昨日は、福生日本語教室にここ半年ほど通所していたフィリピンにルーツを持つ兄妹たちが、フィリピンへ帰国のため最後に教室にあいさつに来てくれましたかお


帰国のことは前々から決まっていたことですが、やはり毎日通った場所を離れるのは名残惜しそう。
3人とも明るい性格で、教室のムードメーカーだったので、3人が去ったあとの休み時間のカードゲームも、なんだかさみしそうでした。


当教室に通う生徒たちは、生まれも育ちも日本の子どももいれば、最近来日したばかりの子ども、またご家庭の都合で帰国する子どもなど、これまで住んで来た場所、これからの予定など、みな家庭によってさまざまです。


いろんな子どもがふっと入ってきては、また誰かが帰国していったり、もしくはこの教室は卒業して学校へ毎日通ったりと、流動的にいろんな子ども同士がかかわります。


そうした状況にみな慣れているし、多様な人や環境を受け入れたり尊重したりできる、これは日本の学校ではできない経験かもしれませんね。


家族を大切にし、みなで暮らす、そのために移動する。帰国するフィリピンの兄妹たちが、今後もよい友人たちに恵まれてすこやかに暮らせることを祈ってクローバー  

教室の子どもたちも、きっとまた今の仲間や、新たな仲間とともに、楽しく過ごしてゆくことと思いますニコニコ