日本が少子化になる原因の一つ | 子どもを守る目@関西のブログ

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【男女平等指数、日本は101位に後退 世界経済フォーラム】

世界経済フォーラム(WEF)は24日、
世界各国の男女平等の度合いを指数化した2012年版「ジェンダー・ギャップ指数」を発表した。日本の順位は調査対象135カ国のうち101位で前年より3つ下がった。
政治・経済への参画が遅れているのが響いているとみられる。

1位は4年連続でアイスランド。
2位はフィンランド、3位はノルウェーが続き、
上位10カ国のうち7カ国を欧州が占める。

WEFは各国の女性の地位を、経済、教育、政治、健康の4分野で分析し、
「男女格差」を報告している。

(日本経済新聞 2012/10/24 10:20 記事保存 ジュネーブ=原克彦)

さて、なぜこうなるのか?

日本の現実を見事に現したCMがあります。
多くの共働き世帯の現実だと思います。

朝、夫婦仲良く寝ています。


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お母さんだけ、慌てて飛び起きます。

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朝食の準備はお母さんの仕事。

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子どもにご飯を食べさせるのはお母さん。
お父さんはのんびりパジャマでパソコンチェック。


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洗濯もお母さんの仕事。

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子どもを保育所に送るのもお母さんの仕事。

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眠気を我慢して通勤。

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給料を得るための仕事もします。

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子どもたちが食べるお弁当を作ったのもお母さん。

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まだ明るいうちに帰宅しているので、時短での勤務だと思われます。

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保育所へのお迎えは当然お母さん。

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スーパーへ買い物に行くのもお母さん。

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子どもがぐずる中、夕飯を作るのもお母さん。

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夕飯時は母子家庭状態。

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CMはここで終わるけど、この後、お風呂に入れるのも、片付けるのも、寝かしつけも、きっとお母さん。

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どうですか?

お母さん、CMでは笑顔でこれをこなしていますが、
もしお母さんが病気になったら?

この現状で、お父さんは生活を支えることができるでしょうか?

CMで普通に流れているだけでも、日本の男女「不平等」さにがっかりしますが、
これから親になる世代がこういう類のCMを見ることによって、

「お母さんが仕事も家事も育児も全てするのが当たり前。
出来て当然」

という感覚にならないか心配です。

そして、自分がいざ親になった時に、

「できない!!」

と悩まないか心配です。

実際、一人ではとてもじゃないですが、出来ないです。
誰かの助けがないと、子育ては出来ません。

せめて、まずは、夫婦の助け合いから。
そして、社会がもっと、ワークライフバランスに配慮していかないと。

若い世代の女性が、子どもを産む気にならない原因の一つに、
社会の意識が、男女不平等な点にあると思います。