「教育勅語」について
賛否があるようですが
賛同している人
反対している人
どんなところに賛同しているのか
どんなところに反対しているのか
さて「教育勅語」にはどのようなことが書かれているのでしょうか
今から134年ほど前
明治23年(1890年)10月30日
御名(御実名「睦仁」)・御璽(御印鑑「天皇御璽」)
明治天皇が国民に向けてのお言葉です
明治神宮社務所発行の無料配布冊子を引用して
前(エピローグ)本文、後(プロローグ)箇条書きで示してみます
(エピローグ)
国民の皆さん、私たちの祖先は、国を建て始めた時から、道義道徳を大切にする、という大きな理想を掲げてきました
そして全国民が、国家と家庭のために心を合わせて力を尽くし、今日に至るまで美事な成果をあげてくることができたのは、わが日本のすぐれた国柄のおかげであり、またわが国の教育の基づくところもあるのだと思います
国民の皆さん
*あなたを産み育ててくださった両親に「お父さんお母さん、ありがとう」と感謝しましょう
*兄弟のいる人は「一緒にしっかりやろうよ」と、仲良く励ましあいましょう
*縁あって結ばれた夫婦は「二人で助けあっていこう」と、いつまでも協力しあいましよう
*学校などで交わりをもつ友達とは「お互い、わかってるよね」と信じあえるようになりましょう
*もし、間違ったことを言ったり行った時は、すぐ「ごめんなさい、よく考えてみます」と自ら反省して、謙虚にやりなおしましょう
*どんなことでも自分ひとりではできないのですから、いつも思いやりの心をもって「みんなにやさしくします」と博愛の輪を広げましょう
*誰でも自分の能力と人格を高めるために学業や鍛錬をするのですから「進んで勉強し努力します」という意気込みで、知徳を磨きましょう
*一人前の実力を養ったら、それを活かせる職業に就き「喜んでお手伝いします」という気持ちで公=世のため人のため働きましょう
*ふだんは国家の秩序を保つために必要な憲法や法律を尊重し「約束は必ず守ります」と心に誓って、ルールに従いましょう
*もし国家の平和と国民の安全が危機に陥るような非常事態に直面したら、愛する祖国や同胞を守るために、それぞれの立場で「勇気を出してがんばります」と覚悟を決め、力を尽くしましょう
(プロローグ)
このような日本人の歩むべき道は、わが皇室の祖先たちが守り伝えてきた教訓と同じなのです
かような皇室にとっても国民にとっても「いいもの」は、日本の伝統ですから、いつまでも「大事にしていきます」と心がけて、守り通しましょう
この伝統的な人の道は、昔も今も変わることのない、また海外でも十分通用する普遍的な真理にほかなりません
そこで、私自身も、国民の皆さんと一緒に、これらの教えを一生大事に守って高い徳性を保ち続けるため、ここで皆さんに「まず、自分でやってみます」と明言することにより、その実践に努めて手本を示したいと思います。
日本の国は
大きな一つの家族
そのようにも捉えられます
親子、兄弟姉妹、仲間、友達、みんな家族
血筋的な家族が争ってしまう
大きな日本国という家族が争ってしまう
そうならないように「まずは、自分でやってみます」と明治天皇はこの勅語を示されたのですね
このような日本に生まれて良かったと思う
おしまい