れんくんのてらこや~食べているから生きられるの~ | 素直なこころでつぶやこう

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今日もカエルのれんくんとギター好きのげんちゃん、ダウン症のあーちゃんが仲良く遊んでいます。

どうやら、3人はお腹が減っているようですよ。

今日は

食べているから

       生きられるの?っていうお話だよ。

どんなお話かな・・・

食いしん坊のあーちゃんとゲンちゃんは「お腹空いたー、なんか食べたーーーい」とれんくんにおやつをお願いしています。

れんくんは、「じゃあ、おやつにしようか!!」とどんなおやつにするか考えています。

れんくんはひらめいたようです!!

「そうだ、いきなり甘いものを食べるとあんまりよくないって、ぼくの友達の管理栄養士の智子先生が言っていたんだー。その智子先生がお勧めのおやつがあるんだー!!今日はそれにしよう!!」

と準備したのは〝くず粉お出汁スープ″

早速、"くず粉お出汁スープ″作りましょう。

くず粉とお水をよーく混ぜてから、熱湯を入れ、半透明になるまで混ぜます。天然素材100%のお出汁をいれて混ぜたら完成です!!作り方は智子先生のインスタグラムで検索☜してみてね。

あーちゃんはケーキが良かったけど、このスープも最高!!おいしい!!

と大満足のようですね。

 

また、げんちゃんの「なんで?なんで?」が始まりました。

「なんで?お腹が減るのかなぁ??」「なんで?食べなきゃいけないのかなぁ?」すると、あーちゃんは「あたし食べるの大好きなのにーお腹減らなかったら嫌だよ~~」と悲しそうな顔になりました。

そうなんですよね。お腹が減るし、食べずにはいられないし、食べなかったらどうなってしまうのでしょう?さぁ、みんなで考えてみることになりましたよ。

れんくんは、げんちゃんとあーちゃんに質問しました。「お腹が減ったら、どんな気持ちになる?」げんちゃんは「うーーーーん??」と考えて「ぼくは、食べなかったら動けなくなる、気分が悪くなる、ときどきイライラしちゃうかも」と言うと、あーちゃんは「あたしも、イライラしちゃう、叩いたり、蹴ったりしたくなっちゃう、いけないことや意地悪なことを言ってしまったこともある」あー二人ともお腹が減ると、良くないことをしてしまうようです。

だとしたら、お腹が減って、おやつやご飯が食べられるってことは嬉しいことなんですね。れんくんはそのことを二人に知ってもらえて、嬉しそうです。

 

そうです、食べなかったら、身体は動かなくなるし、元気もなくなります。

命がなくなります。

あーちゃんは「えーん、えーん。いやだよ~。それって死んじゃうってことでしょ~??」と大泣きです。

げんちゃんは困った顔で「うーーーーん??」と考え込んでしまいました。

あーちゃんはパパとママと、お友達とたのしくお食事をするのが大好きです。それがなくなることを考えただけで、悲しくて仕方がありません。

食べるってことは、当たり前じゃないんですね。

げんちゃんもあーちゃんもママが作ってくれるから、食べることができます。

そして、ママはスーパーに行って買い物して、お料理して食べさせてくれます。スーパーには、たくさんのお肉やお魚やお野菜が売られています。

お野菜を育ててくれる人がいる。お魚を釣ってくれる人がいる。

牛や豚、鶏を育て、さばいてくれる人がいる。

スーパーやコンビニにはできた食事が売っている。

僕たちの、いつもの当たり前のお食事は、いろんな人が育てて、

収穫して、お料理を作ってくれているのです。

   すべてに、感謝をしなくてはならないのですね。

 

あーちゃんはまた泣き始めました。「えーん、えーん。いっぱい、牛さんや豚さん、鶏さん、卵、お魚さん、お野菜さん、死んじゃうよーー。ごめんなさーい。えーん。えーん。」そうなんです、私たちはたくさんの生きとし生けるものを頂いて生きているのですね。

 

げんちゃんは反省し始めました。「ぼくも、なんにも感謝してなかったよ。

作ってくれる、おかあちゃんにも感謝してなかったよ。

命をくれている、牛さんや豚さんにも、全然、感謝してなかったよ。

   ごめんなさーい。」と。

 

れんくんは、カエルも虫さんたちを頂いて生きているんだよ、と二人におしえてくれました。

 

れんくんは、あーちゃんもげんちゃんも、大切な命を頂いていることが 

わかったことを嬉しく思いました。そして、お食事の前に「いただきます」って感謝をして、手を合わせることの大切さにも気づくことができました。

   命をいただいていることに感謝しなくちゃね。

これからは、大切な命を無駄にしないようにする!!とげんちゃんは目をキラキラさせながら誓いました。

 

あーちゃんも、いっぱい、感謝して、ありがとうって言うよ!!と目をキラキラさせながら、食べることができることに感謝をしました。

 

食べることが当たり前ではないってこと、何かの命を頂いていることを改めて考えることができましたね。おしまい。