初回カウンセリングから、登校再開・不登校予防までの流れ(全体像) | 不登校も自宅で解決! お母さんカウンセラー塾のブログ
初回カウンセリングから登校再開、

不登校予防(自立)までの流れは

下記の通りです。




(1)初回カウンセリング(無料)をご希望の方は、

   まずは
こちらよりご連絡ください。




(2)初回電話カウンセリング(100分間 無料)の日程決定






(3)初回電話カウンセリングの実施




(4)必要な方は、今後の支援計画に沿って、

   支援を実施いたします。




【電話カウンセリングの内容(※あくまでも例です)】




(1)初回電話カウンセリング(無料)


初回電話カウンセリングでは、親御様からお子様の現状、
不登校までの経緯等をお伺いします


・親御様からみた、本人の「性格」


・これまでの学校生活など…etcです。


頂いた情報を元に、支援計画をご提案いたします。





(2)2回目以降の電話カウンセリング
   ⇒STEP1 信頼関係づくりの実行



お子様と、
「この人なら、自分の進路を相談できる」

という信頼関係を構築していきます。




方法は、十人十色です。

不登校の児童は孤独です。


ゆえに、自分を理解し、関心・興味を

持ってくれる友人を求めています。


その前提を持った上で、

お子様が強く求めている存在を探り、


実際にカウンセラーが願望・欲求を

満たす存在として、コミュニケーションをとっていきます。


信頼関係ができると、お子様は安心します。

自分のことを話しやすくなります。


その結果、親にも言えなかった

「葛藤」を打ち明けるようになったり、

今後の自分の進路について考えるようになります。

※この時点で、学校に行き出すケースもあります。





(3)進路について、深く考え始める時期へ

  ⇒STEP2:お子様へのカウンセリングの実施


第一に、電話を通じて心理検査を行います。


※精神科・心療内科でも広く使われている、


自我を測定する心理検査「TEGⅡ」等を用いて、





子どもの性格特性を科学的根拠とともにデータ化します。
性格の「極端」な部分や、「生きづらさ」を作っている部分を



本人が認識するように促していきます。
自分のいいところ、自分で治したいと思うところを理解させ、



本人の「変わりたい」

「前に進みたい」という思いを芽生えさせ、

丁寧に、ステップバイステップで育てていきます。




第二に、より具体的な、

進路相談のスタートです。


これから先、どんな学校生活を送りたいのか。
どんな友人と出会い、どんな話をしたいのか。



興味のあること、将来の夢などを話しながら、


復学への意識を強めて行きます。


また、学校への葛藤や

ストレスが強い場合は、じっくりと話を聞き、
葛藤を弱めていきます。





(4)ゴールを設定し、課題をこなしていく時期へ

  STEP4:コーチングの実施です


進路相談の中で、まずは目標を設定します。


実際に、1つ事例をご紹介しましょう。



事例)

中学2年生の女子児童のケース(
不登校期間 2か月)


性格特性:



人前で自分らしさを出せない、思った事を言えない

自分を責めがち、人の評価を気にし過ぎる



大目標(2か月程度)
学校の国語の授業で行われる「漢字テスト」で100点をとる



・用意したもの


「100円のノート」


ステップ1


→ゲームの時間を30分減らして、漢字を10問覚える


→できたら、「あたし頑張ったシール」を貼る


→お父さん・お母さんの3行コメント「良く頑張ったね」等々




ステップ2



→ゲームの時間を40分減らして、漢字を15問覚える


→できたら、「あたし頑張ったシール」を貼る


→お父さん・お母さんの3行コメント「良く頑張ったね」等々






ステップ3


→ゲームの時間を1時間減らして、漢字を20問覚える


→できたら、「あたし頑張ったシール」を貼る


→お父さん・お母さんの3行コメント「良く頑張ったね」等々




ステップ4



→ゲームを1日2時間にして、国語の教科書の漢字を覚える


→できたら、「あたし頑張ったシール」を貼る


→お父さん・お母さんの3行コメント「良く頑張ったね」等々




ステップ5



→保健室に行って、保健室の先生に、

自分のやったプリントを見せる(褒めてもらう)


→できたら、「あたし頑張ったシール」を貼る


→お父さん・お母さんの3行コメント「良く頑張ったね」等々




ステップ6


→自分のクラスに行って、漢字のプリントを

 先生に提出する(周りの生徒にも褒めてもらう)


→できたら、「あたし頑張ったシール」を貼る


→お父さん・お母さんの3行コメント「良く頑張ったね」等々




ステップ7


→担任の先生、クラスの生徒から、

 学校に来る動機・目的を強化してもらう
 

 「明日は○○があるから、○時にはおいでね」


→登校できたら、「あたし頑張ったシール」を貼る


→お父さん・お母さんの3行コメント「良く頑張ったね」等々


ステップ8


→担任の先生から、本人が勉強した範囲の漢字のテストを実行する
 100点をとる。次のゴールを設定する


→お父さん・お母さんの3行コメント「良く頑張ったね」等々


以上、復学までの流れです。



※不登校の支援アプローチは十人十色ですので、残念ながら、
これを真似すれば不登校が解決するわけではありません。




しかし、どのような支援をして、

どのように前に進んでいったか。
そのニュアンスが伝わるかと思います。




私たちの支援は、

当然、担任の先生にも、保健室の先生にも、
周りの生徒にも、応援・協力要請をします。




基本的には、スモールステップです。




小さな、簡単な課題を与えて、

承認(注目を与える≒褒める)する。




すると、行動は強化されますので、

少しだけ行動・課題の難易度を上げます。




できたら褒める。

できなかったら、努力をねぎらい、もう一度再チャレンジ。




この時点では、行動を続けて、

挫折・くじけないことが最優先課題です。

※ゆえに怒らない、叱らないのがポイントです。


その繰り返しの先に、学校があります。



地道な作業ですが、本人の成長を日々感じることと、
毎日変化がありますので、生活が楽しくなります。
また、着実に前に進んでいくため、再発の可能性も減ります。









ちなみに、目標はコロコロ変えて構いません。




目標は、

お子様の脳に瞬間的に映った魅力的な理想像です。


目標を持ち始めた時点で、

参照する記憶が過去から未来に変わったので、
これだけでもかなりの成長といえます。

(極端に言うと、ここまでで問題の8割は解決しています)。




まれに、


「人生には絶対に初志貫徹が必要だ!」


「途中であきらめるなんて情けない!」


という根性論、精神論を持つ方もいます。


しかし、不登校支援には、

上記のような考え方は不要です。
必要なのは柔軟性です。




不登校児童は、そもそも、
目標がないところにいることが多いです。




目標を持ったら、それを肯定的に受け止めること。また、
目標を変えることを咎めないようにしましょう。




(5)再発防止のため、ゴールを描き続ける


スモールステップを踏んでいくと、
自分自身で目標やゴールを設定する習慣が身についていきます。




この習慣があれば、

目の前の出来事への解釈も柔軟で、




ストレス耐性も強まり、

不登校の再発の可能性は非常に低くなります。




逆にいえば、この習慣がついていない

(やらされている状態)であった場合は、
不登校の再発の可能性が極めて高くあります。




より、深く信頼関係を作り、

前に進むためのカウンセリング・コーチングを
密に行わなければなりません。


仮に、児童が自分でゴール設定ができない状態の場合、


・学年が変わる時期



・長期連休明けの時期



進学の為、学校が変わる等々変化の多い時期、



以上のような時期は、極めて危険です。


不登校になりやすいです。




特筆すべきは、

不登校支援は、長期連休・お正月が山場です。


この部分でケアしていかなければ、

そのまま不登校・ひきこもりという
状態に非常になりやすいです。


「夏休み(冬休み)だからリラックスして休もう」は、

多くの場合間違ったアプローチです。



不登校児童の支援をするためには、

長期休みのうちに登校の準備が必要です。




(6)自立へ


ある程度、登校の習慣ができ、

学校生活・社会生活になじめてきた場合は、
カウンセリングの量を徐々に減らしていきます。



カウンセリングの内容も、
自分の頭で考えて、自分で判断できるように、



出来事へ、より柔軟な解釈をしていくようにする、

というものにシフトしていきます。




以上、私たちの支援・電話カウンセリングの例です。




解決までの期間は、

児童・ご家庭の状況によってまちまちです。


1回のカウンセリングで登校し始めた児童もいれば、


長期的なカウンセリングが必要な児童もいます。


お子様自身が



「変わりたい」「前に進みたい」という想いが強いほど、


解決スピードは速いです。




言い換えると、


「変わりたい」「前に進みたい」という想いが弱いほど、


時間がかかるケースが多いです。




不登校の解決を先延ばしにすればするほど、


周りの成長と自分の停滞が明確になります。




それは、次第に、本人の「変わりたい」という思いをなくし、


自分は「変われない」に変わっていきます。


それゆえに、


不登校になったらすぐに対応することが必要です。




**


下記、重要なポイントです。


1.子どもは急には変われない


→大人もそうです。人が変わるには時間がかかります。
 変わるのは一瞬ですが、「変わりたい」と思うまでに必要なプロセスがあります。
 それをステップバイステップで行う必要があります。


 
2.せかさない、焦らない


→昔から言うように、「急いては事をし損じる」は真実です。


 ストレス耐性が弱い子供に、

 さらにストレスを与えるとどうなるか。
 

 その答えは、

 パンパンに膨れた風船に、針を刺したらどうなるかを
 想像すると、イメージしやすいでしょう。



 不登校支援は、焦らず、急ぎます。

 焦ると急ぐの違いを明確に理解しましょう。




3.アイスボールの法則


→小さな雪玉を、山の頂上からコロコロと転がしていくと、
  最終的に麓に辿り着くころには巨大な大玉になっている。


  という話を聞いたことがあるかと思います。


 不登校支援も、同様です。
 最初は「え、このぐらいなの?」という

 小さな影響からスタートします。


 スモールステップの例としては、



 朝きちんと起きること、


 夜にしっかり眠ること。


 ゲームの量を減らし、他人との会話を増やすこと


 校門にタッチしてくること。



 保健室登校をすること。


 クラスに入ること。


 授業を受けること。


 友達を作ること。


 夢を持つこと、等々です。




 始まりは1通のメール。
そして、電話。そしてビデオ電話。
 


 小さな積み重ねが、大きな結果を作る。


 私たちはそう信じています。



 ご両親は、いかがでしょうか?




 私たちのカウンセリングを無料で体験されたい方は、
 下記からお気軽にご連絡ください^^