煌道花塾は、月に一度、土曜日の午前中、小さな花しつらいというクラスを開いている。
11時半にはお茶の時間。
お花のお話から美味しいもののお話まで、その時間が楽しいという声も多い。
ゴージャスな花のデザインやアレンジメントではなく
気軽に花材を選び、手持ちの器に、気軽に、でもおしゃれに飾るご提案をしている。
今月は秋の素材。
千日紅も選んだ。
普段花屋さんで見る千日紅はシロツメクサに似た可憐な小花。
丈も長くはない。
今回買ったのは長さ60センチ以上。
初めてこんなに長い千日紅に出会った。
何が驚いたかといって、
茎。
写真をご覧いただきたい。
一本から三本。
それもフォークのように平に、平行に三本。
植物の枝分かれは、数列で説明できるものがいくつかある。
フィボナッチ数列が有名で、そんな素材に出会うと、つい説明が長くなる。
だが、
千日紅の枝分かれはしばらく眺めて考えたが
思いつく数列がない。
三本のうち一本だけが、また三本に分かれているのならよいが、
必ずしもそうではないのだ。
ああ面白い。
なぜだ?
そして枝分かれの箇所だけ色素が違う。
なぜだ?
このクラスは月に一度。
来月のクラスまでに、「なぜだ?」の答えを探しておこうと思う。
花を気楽に生けたい、飾りたい、という人には
この「なぜだ?」の話題はいらない、難しいかもしれないが、
煌道家庭懐石ではさまざまな発酵調味料を作って使うが、
その仕組みをしっかり識ると応用力に違いがでる。
煌道の食事文化塾では毎回筒渕信子先生のご指導で発酵調味料を
その基礎から学び、実際に季節に合わせて作ってお持ち帰りいただく。
調味料を識ることで料理の幅は大きく広がる。
何より楽しくなる。
花も同じである。
よく見る、いや、観ること。
その姿を言語化して表現すること。
不思議だな、と思う箇所について考えること、調べることは
花に向かう気持ちに違いがでる。
当然、創るデザインにも違いがでる。
なにより、楽しい。
観ること、識ること、創ること。
久しぶりに千日紅を前に考えた午後でした。
次回、煌道花塾 小さな花しつらい は10月3日。
札幌 地下鉄南北線北18条駅下車1分アトリエ
6500円。初心者大歓迎です。
