ディズニー映画の中でもっとも好きな話です。
『美女と野獣』
知っている人がほとんどだと思いますけど、
傲慢な王子様がある日、醜い老婆にバラをあげる代わりに1晩泊めて欲しいと言いますが、醜いその姿に王子はお断りします。老婆は見た目で判断してはいけないと言いますが、王子は聞き入れません。すると老婆は美しい魔女に変身して王子に野獣になる呪いをかけます。
この呪いは王子が真実の愛を見つけ、愛されることによって解けます。
バラが枯れるまでに見つけられなければ呪いは永遠に解けることはありません。
という内容。王子だけではなく、執事やコック、メイドまでポットや時計、クローゼットとかに変身させられていて、王子が愛を見つけない限り、彼らの呪いも解けません。
こんな感じになってます、皆さん。
もうバラの花びらはあと少しで枯れてしまいそうな頃、ひょんなことをきっかけに父親の代わりに野獣の城に閉じ込められたのが、ベル。
お美しい。
ベルというのはフランス語で『美しい』と意味であり、村1番の美女です。
そして、村の中でも際立って変人だと噂です。謎の美女っていうやつ。
どれだけ変わった存在かと強調させるために村でベルだけが色鮮やかな服を着ています。他の村人は全員、くすんだ色の服を着ています。
ベルは人の見た目に判断されず、甘い言葉の中身を見抜き、本をたくさん読んで、たくさんの言葉を知っています。そこから生まれる感受性は非常に豊かで、優しく、偏見を持たない目を養いました。
そんなベルの父は発明家。
祭りに参加するために森に迷い込み、城に助けを求めました。
しかし、野獣の逆鱗に触れ、幽閉されてしまいます。
それを助けにきたベルが、自分が代わりに幽閉されてもいいから、父を助けてくれ、と申し出ます。そこで、城のみんなが考えたことは、野獣がベルに愛されること。それが叶えばみんなが救われる。野獣ももちろん、そうなればいいと思ってますが、どうすることが正しいのかも、こんな姿の自分が愛されるのかも、なにもかも自信が持てずにいました。
最初はベルも拒否しまくってたけれど、野獣の不器用な人柄に触れて、心がほどけていきます。
動物に好かれる野獣。こういうのは、女子の萌えポイントですよね。
そうして、心を通じあわせていた頃、村1番のイケメンであり、自信過剰の男我らがガストンにベルの父が助けを求めます。しかし、村の人々は全く信用しません。それどころかベルの父は頭がおかしくなったと精神病院に入院させようとします。
そんなことは知らないベルは野獣とお話している時に魔法の鏡の話をされます。
「見たいと思うものが見える鏡なんだよ」
と野獣に言われたベルはもう会えなくてもいいから父の顔をもう一度見たい、と言います。野獣もそれを受け入れ、鏡を貸すとそこには精神病院に連れていかれそうになる父の姿でした。
助けたい、と言うベルの願いを受け入れ、外に出なさいと野獣は言います。
もうこれは、愛以外の何者でもないですよね。
愛してる相手が悲しむ姿を見たくない。そのためであれば、自分のことは考えない。
野獣はこの時すでにベルを愛していました。
そして、何かの役に立つだろうから、と魔法の鏡をベルに預けます。
村についたベルは父が話している野獣は本当にいる、と魔法の鏡に野獣を映し出します。そして、言うのです。
「姿は野獣だけれど、心はとても優しくて、素晴らしい人」
と。しかし、村中は野獣の見た目だけに怯え、慄き、排除しようとします。
そして、村中の男性が城に攻撃しに行き、ガストンと野獣が対決した結果、ガストンは城からおちて死に、野獣も致命傷を負います。息絶え絶えの野獣の元にベルが現れ、悲しみにくれているところ、最後のバラの花びらが散ってしまい、呪いは永遠かと思われた矢先、ベルが口にします。
「愛してる」
ひゅひゅん!と魔法は解けて、あっという間に野獣は元の王子様に戻ります。
戻った王子はびっくりするほどの彫刻体型で初めて見たときは笑ってました。
そして、お決まりのキッスですよ!
最高でございます!
この話は本当に多くのことを学べるので好き。
では。
よければオウンド版も見にきてね!