わたし、ホラー漫画が大好きなんですよ。

以前の記事でも伊藤潤二さん、高塚Qさんのことは書かせていただきました。

そして、今回もホラー漫画家の方で、犬木加奈子さん。

 

犬木さんの描く漫画は大きな瞳が特徴的でそれが怖い汗

そして、よく題材として取り上げられているのが、若さと老いに関してです。

女性は老いることを恐れ、そして、若い頃は残酷なことをする、という感覚を持っていらっしゃるのか、例えば幼い頃にいじめられた女性がみんなが年を取っているのに少女のまま存在していて、お礼参りのように年老いた同級生達に恐ろしい言葉を残して消えてたり。

若い頃は友人に囲まれて、人を蔑みいじめた女性が、年老いた将来を迎えた頃、家族にも相手にされていなかったり、ずっと独り身で孤独だったり。それを少女が嫌味と言いますか、自業自得だと言わんばかりの強烈な言葉を残したりします。

その一言がなんとも重い。そして、脳の中に住み続けます。

 

犬木さんの漫画で一番好きなのが、夜道に若い女性が歩いていると後ろから足音が聞こえて、当然夜道だし女性だし怖くなって、少し歩を速めます。その時前方に女性の後ろ姿が見え、安心していたところ、その女性が走り出してしまう。置いていかないで!と必死についていくと背後の足音も一緒に走ってくる…。

実は、前方にいた女性は自分で、背後にいる足音も自分。

全部自分でラストは自分が自分を追いかけている姿が幾重にも描かれています。

若干トラウマになった話です。

 

現在、新作などは描かれていないようなので、少しさみしい。

【サスペリア】とかよく読んでいたなぁ。

犬木さんの漫画に【タタリくん】という話があるんですが、完全にブサイク扱いの男の子が出てくるんですけどね、なーーーぜか妙に色っぽく感じる時がある。

ホラー漫画家さんの特徴というか共通点で妙に色っぽい絵を描く人が多い気がする。

気がするだけだけど。

ああ、読み直したいけど漫画ない。

買うしかないか…。

では。

 

 

 

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