『ガキんちょを騙すのがロック』

甲本ヒロトの言葉の中でも特に好きな言葉です。

わたしは今でも騙されています。ロックに。

でも、それって最高で、変わらない愛なんです。

何で変わらないかって?飽きないから。愛は飽きないもの。形は変形すれども、飽きないものだから。

飽きたら辞めるっていつもヒロトは言ってますけど、きっと彼は飽きないだろうな、と夢見てます。

すっかり「どうもわたしです」を言う気力がないわたしには、ヒロトの声やマーシーのギターは沁みる。

今朝は【青空】と【夕暮れ】と【リンダリンダ】聴いてました。

【リンダリンダ】に関しては、あまりにもベタだと思って最初聴くことに抵抗があり、大方聴いてからやっと手を付けた曲です。

でも、そりゃあ有名になるわな、と思うほど良い曲でしたね。偏見怖い。←

 

『愛じゃなくても恋じゃなくても 君を離しはしない』

 

こういうことをさ、自然に言葉に出てくるというのは本当に人柄ですね。

ロマンティック!とか言うつもりはなくて、こう思えるほど、向き合ってると思うからです。

ヒロトの歌詞はいつも破壊的で愛に溢れていて、マーシーの歌詞は繊細で愛がある。

2人の書く詞はどちらが書いたのかすぐにわかるような、そんな気がします。

マーシーが歌詞を書いた曲で今、一番好きなのは【うそつき】です。

 

『下手な嘘ならすぐばれて 悲しくなっちゃう せめて100年はばれないたいした嘘をつく』

『嘘に傷ついて 嘘にほっとしてる』

 

この部分。

ああああああああって一人でうめいてました。

マーシーは、こういう繊細で核心的なことを言うので、ハッとさせられる。

わたし達はいつだって、嘘だと知ってるのにうぬぼれて、嘘だと知って傷ついてる。

ヒロトが書いた【夕暮れ】も折れそうで脆い関係の中で確かな愛を歌ってる。

 

『夕暮れが僕のドアをノックする頃に あなたをギュッと抱きしめたくなってる』

 

愛ってなんですか?好きってなんですか?生きるってなんですか?死ぬってなんですか?

そんな疑問にわたし達の横に立って、考えて答えようとしている、それがブルーハーツだと思う。

 

では。

 

 

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