顔さんより、『児童福祉法』について。
長いです😅
先に、いちばん最後の項目➡️『◎最後に俺の考え』から読んだ方がよいかもしれません🙏
おはようフレンズ🐸
12月12日 金曜日
東京の天気 晴れ☀️ 12/3℃
🚨児童福祉法🚨
◎児童福祉法(昭和22年12月12日法律第164号)は、児童の福祉を担当する公的機関の組織や、各種施設および事業に関する基本原則に関する日本の法律。社会福祉六法の1つ。略称は児福法(じふくほう)。
児童が良好な環境において生まれ、且つ、心身ともに健やかに育成されるよう、保育、母子保護、児童虐待防止政策を含むすべての児童の福祉を支援すること。
◎児童福祉法は、日本で「子どもの健全な育成」を目的とした基本的な法律で、1947年に制定されました。児童(18歳未満の者)の権利を守り、福祉サービスの仕組みを定める子ども福祉の土台となる法律です。
1. 児童福祉法の目的
児童福祉法は、 すべての子どもが心身ともに健やかに育つことを保障すること を目的としています。
特に、親のいない子どもや虐待を受けている子どもなど、「養育に困難がある児童」を国・自治体が保護する立場を明確にしています。
2. 子どもの権利の基本原則
児童福祉法には、子どもの権利に関する基本理念が定められています。
● 子どもは「ひとりの人間として尊重」される
子どもを保護の対象としてだけでなく、個性と人格を持つ人間として扱うという考え方です。
● すべての子どもは平等に扱われる
差別なく福祉サービスを受けられます。
● 児童の最善の利益
あらゆる場面で「子どもの利益が最優先」されることが明記されています。
3. 児童福祉法が対象とする児童
法律上、児童は次の3種類に分類されます。
1. 乳児:1歳未満
2. 幼児:1歳以上、小学校就学前
3. 少年:小学生~18歳未満
ただし、必要に応じて20歳未満も措置の対象になる場合があります。
4. 児童福祉法が定める支援の具体例
児童が健やかに育つための制度やサービスが幅広く定められています。
(1)児童相談所の設置と役割
児童相談所(児相)は児童福祉法によって設置されます。
主な役割は
虐待通告の受理・調査
一時保護
養育困難家庭への支援
施設入所の判断
障害のある児童の相談
非行などの相談
(2)児童福祉施設
児童福祉法は多くの施設について規定しています。
児童養護施設
乳児院
自立援助ホーム
児童心理治療施設
母子生活支援施設
児童発達支援センター など
子どもの状況に応じて、保護・生活支援・治療などを行います。
(3)障害のある子どもへの支援
児童発達支援や医療型児童発達支援など、発達障害や身体障害などを持つ児童の療育環境を整えることも規定されています。
5. 虐待防止の規定(特に重要)
児童虐待防止法と連携し、以下が定められています。
虐待の通告義務
児童相談所による一時保護
親権者への指導
虐待があった場合の行政の介入権限
子どもの安全確保が最優先されます。
6. 国・自治体・親の責任
法律では次のように責務を明確にしています。
● 国…児童福祉の向上のために政策をつくる。
● 自治体…児童相談所の設置、児童福祉施設の整備など、実際のサービスを提供する責任。
● 親…「保護者は子どもを健全に育成する義務を負う」と明記。
虐待や怠慢がある場合は行政が介入します。
7. 近年の改正ポイント(ざっくり)
近年は、とくに虐待防止と子どもの権利強化が中心となっています。
児童虐待対応の強化
体罰禁止の明文化
児童相談所の体制強化(弁護士・医師の配置)
「子どもの最善の利益」を法律の中核に位置づけ
里親制度の充実
社会的養護の整備(施設→家庭養育への転換)
◎児童福祉法は、「すべての子どもが健全に育つ権利」を保障するための、日本の子ども福祉を支える基本法です。
子どもの人格尊重
子どもの最善の利益
虐待防止
障害児支援
社会的養護(施設・里親)
これらを体系的に定め、国や自治体の責務、児童相談所の仕組みを整えています。
◎児童福祉に関わる仕事はとても幅広く、それぞれの職種によって必要な資格・任用資格が異なります。
1. 児童福祉司(じどうふくしし)
児童相談所で中心的にケースワークを行う専門職。
必要資格:「児童福祉司の任用資格」が必要。
以下のいずれかで取得。
社会福祉士の資格を持つ
大学で社会福祉主事任用資格を取得+1年以上の実務経験
大学院で児童福祉に関する科目を専攻
厚労省指定の研修(児童福祉司養成課程)修了 など
※最も一般的なルートは「社会福祉士」。
2. 児童心理司(じどうしんりし)
児童相談所などで心理検査・カウンセリングを行う職種。
必要資格
法的に必須資格はないが、多くの自治体で以下を条件とする。
公認心理師(国家資格)
臨床心理士(民間資格)
大学院修士課程で心理学を専攻することが一般的。
3. 児童指導員(施設職員)
児童養護施設・児童自立支援施設・障害児入所施設などで、子どもの生活支援・指導を行う。
必要資格(児童指導員任用資格)
以下のいずれかを満たす。
教員免許(幼・小・中・高・特別支援いずれも可)
社会福祉士
精神保健福祉士
大学で「社会学・心理学・教育学・社会福祉学」いずれかの学部卒
児童指導員養成課程修了
4. 保育士
保育所・児童養護施設の一部・児童発達支援など幅広く活躍。
必要資格
国家資格 保育士資格
5. 児童生活支援員(障害児入所施設など)
主に障害児施設で生活支援を担当。
必要資格
特に法律上の必須資格はないが、
「保育士」「児童指導員任用資格」「社会福祉士」などが歓迎される。
6. 児童発達支援管理責任者(児発管)
児童発達支援・放課後等デイサービスで重要な「計画の作成責任者」。
必要資格
実務経験(障害分野)が必要で、かつ 厚労省が指定する研修の修了 が必須。
主な出身資格:保育士・社会福祉士・介護福祉士・教員免許資格者・看護師・理学療法士 / 作業療法士 / 言語聴覚士など
7. 里親支援専門相談員
児童養護施設・里親支援センターで里親家庭を支援。
必要資格
社会福祉士
児童福祉司の任用資格
心理士資格
などが求められることが多い。
8. ファミリーソーシャルワーカー(自治体)
家庭支援センターなどで家庭支援を行う職種。
活かせる資格として、社会福祉士・保育士・公認心理師など。
9. 相談支援専門員(障害福祉)
障害のある子どもの計画作成など。
必要資格
「相談支援従事者研修」修了+実務経験
社会福祉士・精神保健福祉士・保育士などが一般的。
10. その他の関連職種
スクールソーシャルワーカー(社会福祉士が多い)
スクールカウンセラー(公認心理師・臨床心理士)
医療職(小児科・児童精神科)
児童養護施設の施設長(一定の福祉系資格+経験)
11. どの資格が中心か?
児童福祉分野で特に強い資格は次の3つです。
中核資格として、社会福祉士・保育士・公認心理師
これらは児童相談所、児童養護施設、障害児支援など幅広い現場で評価されます。
◎最後に俺の考え
このように、児童福祉には様々な国家資格が必要であり、簡単に誰でも児童福祉に携わる事は出来ず、法律により厳しく管理制限されており、それは子供の命に携わる重要な仕事であるからです。
また、児童福祉はとても多くの法律が関わってきます。
俺はこれまで何度も言ってきましたが、軽い気持ちで『児童保護』や『虐待された子供を救いたい』と、NPO法人を立ち上げて寄付金を募るような者達は100%詐欺師ですので、十分注意してください。
このように児童福祉は国家が厳重に管理して行っている公共福祉なので、簡単に詐欺師が入り込めない側面もありますが、マネーロンダリングなど詐欺行為をする犯罪者は、動物愛護活動団体を立ち上げて社会福祉詐欺を働く場合がとても多いです。
そのような場合でも発覚した場合、厳重な罰則があります。
今日の朝の御挨拶は長くなりましたが、皆さんに児童福祉とは何かを、少しでも知って貰えたら幸いです。
子供のことで迷ったら、1人で悩まずに行政に相談してください。
相談する場所もあるし、相談にのる人もいますから。
そしてこの部屋の皆さんにお願いしたいことは、そんな悩んでいる人を見かけたら、相談出来る窓口を教えてあげられる人になってほしいと願っています。
良い1日をフレンズ🐸
