お出かけ先でレンガを見つけました![]()
友人たちと行った江の島。
頂上付近に『サムエル・コッキング苑』という庭園があります。
その庭園の中に煉瓦造りの“温室遺構”がありました。
突然のレンガ遺構の出現✨
だいぶウキッとしました😆




【サムエル・コッキング苑と温室について】
サムエル・コッキング苑は、イギリスの貿易商サムエル・コッキング氏によって1882年(明治15)造園され、
庭園と植物を栽培するための温室を作りました。
苑内に現存するめずらしい植物は、コッキング氏が持ち込んだものと言われています。
温室遺構は現存する唯一のもので、2002年のリニューアル工事の際に発見されました。
文化資料としても、土木技術の資料としても貴重なものです。
温室の建設は1887年(明治20)頃。
コッキング氏が巨額の私財を投じ、明治時代の当初東洋一の規模でした。
基礎は煉瓦造りで、石炭による蒸気スチームで温める仕組みを持ち、
当時は水道設備がなかったため雨水を貯めて利用する循環設計もされていました。
1923年(大正12)の関東大震災ですべての上屋が倒壊し、
レンガを主体とした基礎部分や地下に造られた施設のみが残されています。
****************************
ホームページやパンフレットをまとめるとこんな感じです。
が…。
36年間ほど稼働し、東洋一の規模の温室だったのに、
震災で倒壊する前の完成形の写真は、残っていないのでしょうか?
2002年に発見される前はどういう状態だったのでしょうか?
また貿易商であるコッキング氏が、なぜ“巨額の私財を投じて”まで
温室を作ったのでしょうか?
など…いろいろギモンが残るところです![]()





終わり![]()




