以前にもご紹介しましたが、今の洋服のお直し技術は相当なものです。
例えば・・・。
本切羽にしてしまった袖を伸ばすこともできるのです。
方法としては・・・。
①本切羽部分のかけはぎ
②裏地を目立たない部分で足し、袖丈を出す。
↑これによって多くの場合修復できます。
特に①のかけはぎですが、通常ですとボタンホールの表裏をかけはぐと思いがちですが、コスト低減のために表だけ実施するのも手なのです。
どちらにしても裏地で隠れてしまいますからw。
ここまで凄いことができるのは日本だけではないでしょうか?
一昔前では本切羽が通であるといわれ、スペック偏重主義の日本では必要ないのに施工していましたが、長く愛用し、次世代に受け継ぐことを考えた場合には、むしろこの仕様は邪魔なのです。
情報を鵜呑みにするのではなく、時代背景を考えて取捨選択することも必要だと思います。
個人的にはジャケット以外は筒袖が一番好きです。