フレンチの木下威征シェフのお店である恵比寿のオーギャマンドトキオに再び行ってきました。平日夜でも満席状態なのは変わりません。
今回は宮崎牛のシャトーブリアン1kgを事前に持ち込み、スペシャルなステーキを作っていただきました。恐らく熟成をしていただき、低温時間をかけてかつ中まで完全に火が通らないように手間暇かけて調理していただいたようです。付け合わせの安納芋のグラタンが絶品でした。基本のメニューはお任せコースにしたのですが、前菜のトウモロコシムースのウニ乗せなどの定番の超人気メニュー以外は毎月変わるので飽きがきません。というよりすべてが食材の良さを生かした非常に手間のかかる科学的な調理法なので巷の行列ができるようなお店とは全く異なります。独創性も素晴らしいです。
今回は特製〆鯖を軽くスモークしたメニューもあって、何を食べても満足する食の感動が再びという感じでした。最後は私の中でこれ以上ないと考えているトリュフご飯です。雑穀米を鶏の出汁で炊き上げて、味付けしたウズラの卵をとたっぷりのトリュフを乗せた贅沢なご飯です。和の食材と洋の食材の素晴らしき共演です。ちなみに前回食したフォアグラご飯も素晴らしいです。
木下シェフのお店の素晴らしいのは栄養学にも基づいて太りにくいような高たんぱく・低脂肪・低糖質の栄養バランスでメニューを設計している点です。単に贅沢な食材を贅沢に出すのではなく、健康のことまで考えているのです。場所柄おしゃれで人生を楽しんでいるお客さんばかりなので、太っている方はいません。上質な場所にはそれなりの人が自然と集まるとはそういうことなんですよね。そういった方に支持されるというのはよくわかりますね。