ここ数年流行している無水鍋ですが、個人的に思うのは元々良い鍋を使っていれば必要ないということです。
通常使う鍋が無水鍋としても使えるようになる要件は・・・。
①蓋と本体の隙間がないこと。
②蓋が重いこと。
③鍋全体の熱伝導性が良いこと。
④蓋の熱伝導性も良いこと。
↑このようなことです。
実はこうした視点で鍋を選んでみると意外と少ないことがわかります。都内の百貨店でもですよ。多いのは鍋の底だけ厚みがあり、側面は薄いモノです。これは熱伝導というよりも熱の対流を第一に考えています。これでは無水鍋としては非力です。
やはり鍋全体の熱の伝わりを考えたものが必要になるわけです。私が愛用するデメイエレではこうしたこと以外にも鍋で必要な要件すべてを満たしています。また私のようにサイズ違いで所有していると、色々な料理で無水鍋が使えるのです。通常市販されている無水鍋は大きさが2つ程度ですので、使える料理法が少ないです。しかしデメイエレのサイズ違いを持っているとさらに幅が広がります。
そう考えるとわざわざ無水鍋を追加で買う必要がないです。むしろ場所を取るだけですから。やはり考え抜かれた設計のデメイエレというのが賢い選択であると思います。