どんなに高級な皮革でも使っているうちに経年劣化で色が変わっていきます。私が愛してやまないウェストンも経年劣化で色が薄くなります。
ダークブラウンならあまり目立たないのですが、ウェストンの定番色のウェストンブラウンは、色が抜けてくると多少の貧相さが出るので早めに対処しています。
一番酷使している180ローファーは購入後5年で、初期のころの少し堅い印象は抜けきり、同時に色も薄くなってきました。これからしばらくはウェストン純正のこげ茶色クリームを使っていきます。
素人が色入れをするのによくありがちな失敗は・・・
①一度に補色したいあまりに多量のクリームを使う。
②色むらや不自然な補色感が生じる。
解説すると・・・
①⇒一般のクリームの色成分を一度に吸収できる量は極僅かです。また拭き残しによる革のひび割れも助長させます。コツは、極少量のクリームを気長に使い続けること。これが正攻法です。
②⇒①にも関連するのですが、色入れ専用の補色クリームは人工的な色入れ感が目立つので、あくまでも靴クリームで行いましょう。
上記を気を付け、気長に続ければ自分色の靴に仕上がりますよ。