BBCが2003年に制作した映画。
ロブコヴィッツ侯爵邸で催されたベートーヴェン交響曲第3番「英雄」の初演(私的演奏会)の様子を描いてる。
広島に住んでた頃から動画を何度も観てるお気に入りの映画

この大交響曲が、当時の人たちにいかに衝撃をもたらしたかがリアルに伝わってくる。
映像を観てると自分もロブコヴィッツ侯爵邸で、初演に立ち合ってるかのようなカメラアングルで素晴らしい作品。
なかでも使用人たちが目を輝かせて聴いてるシーンは、19世紀の市民社会の到来を告げるかのような、まさに新時代の幕開けに相応しいシンフォニーだったのかもしれない。
本編でコンマス役を演じたペーターハンソンさんは、実は著名なヴァイオリニストであることを最近になって知った。
映画の中で、よく譜読みもせずに初見であんなに演奏出来るなんて、ロブコヴィッツ侯爵のお抱えオケはレベル高いな~

と感心したが現代のプロのオケもそうなんかな?