先日入手したプロコフィエフのめずらしい作品。
十月革命20周年のためのカンタータ
指揮:キリル・カラビツ
ワイマール シュターツカペレ
エルンスト・ゼンフ合唱団
空軍音楽隊
というかなりの大編成での演奏。
プロコフィエフのチカラのいれようを感じる。
第二楽章は、1988年に公開されたアーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画レッドブルのオープニング曲にも使われたらしい。
言われてみれば・・・という感じで映画のオープニングはかなりアレンジされてるように思う。
レーニン像や赤の広場を行進するソ連の衛兵、
労働者とコルホーズの女性の像、
クレムリン、
そしてカール・マルクスの像と
東西冷戦の時代を感じる。
シュワルツェネッガー若いっ!
この原曲もタイトル通り、当時のソビエト社会主義革命を讃える曲で、
合唱の歌詞はカール・マルクスの共産党宣言やレーニンやスターリンの演説まで歌詞にしてるらしいが、
解説が日本語でないのでよくわからん。
革命による社会主義の勝利を劇的に描写してるのか、小銃の発砲音やサイレン、レーニンのガチな演説が効果音として取り入れられて、けっこう内容盛りだくさん。
だからと言って、曲を聴いて気分が高揚して
明日からも頑張って労働に励もう!
という気分にはならず、
一回聴いただけではうまく消化出来なかった。
良く言えば、ロシア革命の叙事詩?!みたいな感じに聴こえる。
冷戦という言葉も過去の言葉ではあるけど、
こういう時代があったことを記憶するうえで、聴いてみるのも良いかも。
私も労働者で明日も仕事
