認知症の本! | こだま堂漢方薬局のブログ

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こんにちは。

こだま堂の長峯です。

 

12月はなんだかワケが分からないうちに過ぎて、クリスマス⇒大晦日⇒年明け!!になるので、記憶がすっ飛んでる1ヶ月ですね・・・。

 

最近、コンビニで認知症の本を買いました。

 

マンガで分かる!「認知症の人が見ている世界」(2も買いました)

 

文字だけの専門書よりも、マンガだと表情や状況がイメージしやすいので、わかりやすい!!

 

認知症って、本人は何も分からなくなってしまう、何も分からないから楽だよね、介護する人は大変だけど・・・ってイメージありますよね。

 

でも全然そうじゃないんです。

 

認知症の人は、とても不安で、その不安が異常行動に繋がっているということが分かりやすく書かれています。

 

認知症だけはなりたくない、認知症になるくらいなら死んだ方がマシだ、認知症で生きるくらいなら安楽死認めろビックリマークみたいなコメントも見聞きします。

 

でも、認知症って病気の境目が分からないんですよ。

じゃあどこまで進行したら安楽死するのか・・・って、決められないですよね。患者さんの世界に合わせてお話したり、対応したら穏やかでいられるし、昔の記憶はちゃんと残っていることも多いから。

 

だから、患者さんのことをよ~く理解して対応すれば、心穏やかに過ごせるわけで、ご本人が悩まなければ、単なる老化で病気とも言えなくなるかもしれないですよね。

 

介護者がそこまで余裕無いことはもちろんあるとは思いますが、具体的な改善方法も書いてあるのはすごく良かったと思いました。

 

ただ、逆にこの本を読んで認知症が余計に怖くなった部分もあります・・・汗

 

認知症の人は、本人なりにいろいろ努力しようと考えているのに、それが周りに理解されないわけだから、そんな孤独な世界に生きていかなければならないと思うと、すごく恐怖です・・・。

 

だからもっと認知症の方の心を理解して、寄り添う社会が必要だなと思いました。

 

薬局に置いておくので、待ち時間に読んでみてくださいビックリマーク

 

ちょっと話は変わって、最近記憶のメカニズムについて、新たに分かったこと。

 

それは、グリア細胞による貪食作用が脳内の構造変化を担っていて、不要なシナプスを除去する事によって記憶が定着するのだそうです。(東北大の研究)

 

シナプスが一方的にどんどん増えて・・・じゃなくて、除去されて記憶が作られるって面白いですよね。

 

古いシナプスが劣化して、記憶が衰えるなら、昔の記憶は忘れてしまうはずですもんね。

 

若い頃はたくさんシナプスが作られ、どんどん不要なシナプスが除去されていくから記憶力があるけれど、年を取ってくると、新たに作れないし除去もできなくなって、記憶力が衰えていくということなのでしょうかはてなマーク

 

だから若い頃に出来上がった記憶はしっかり残るので、認知症になっても昔のことは鮮明に覚えているんですねひらめき電球

 

記憶って目に見えないものなので、どうやって保存されているのか興味深いです。

 

貪食作用が関わっているとなると、イメージですが、食べ過ぎは良く為さそう・・・汗たまに断食してデトックスした方が、脳もクリーニングできるのかなはてなマーク

 

40代から脳の老化が始まるとも言われるので、今のうちから脳のケアをしておかないと・・・真顔

 

みなさんも早めに脳のケア、しておきましょうねひらめき電球