こんにちは。
こだま堂の長峯です。
先日、猫ちゃんを飼っている方から、「漢方が入ったキャットフードがあるんだけど、身体にいいですか?」というご質問を受けました。
漢方・・・というか、生薬のことなんだけど、調べたら確かにいろいろ入ってるんですよね。
で、私の回答ですが、「漢方は体質や病気に合わせて飲むものだから、毎日食べるエサには入ってない方がいいんじゃない」
だって、猫は肉食だし、野生で薬草とか食べないよね。
人間は、食べ物として、生薬にもなる植物(ナツメとか紫蘇とかウドとか・・・)を食べてきてるけど、犬や猫はそういうの食べていないです。
漢方・・・というと、いかにも身体に良さそうなんですが、毎日健康のために摂取してもイイ薬草「上品」、病気の治療に使う薬草「中品」、作用が強く、注意して使う薬草「下品」と分かれています。
そのエサには、「中品」にあたる薬草も入っていたので、ふだん食べるご飯には入れて欲しくないな・・・って思いました。
それに、猫って、薬草で肝機能障害起こしやすいんですよ。
アロマセラピーで部屋に香らせるだけでも肝機能障害を起こすことがあるそうです。
そういう意味では、草食動物の方が、植物の成分には強そう。
犬はアロマで~というのは聞いたことがないから、猫より雑食化してる分、影響を受けにくいのかもしれません。
もしペットちゃんの治療で漢方が必要なら、毎日食べるエサとは別に必要な量を飲ませる方が安全です。
はじめからエサに入ってたら、どのくらいの量かわからないですしね。