カフェイン・アルコールの摂取と妊孕率 | こだま堂漢方薬局のブログ

こだま堂漢方薬局のブログ

東京都多摩市・府中市にある漢方専門薬局です。
漢方・健康の話題を中心にブログを書いていきます。
ぜひ遊びに来てね!

こんにちは。

こだま堂の長峯です。

 

子宝カウンセラーの会から、定期的にいろいろな妊娠にまつわる情報を教えてもらえるのですが、興味深い内容があったのでご紹介しますメモ

 

マサチューセッツ総合病院での、ART治療(体外受精)をうけた夫婦の男性パートナーのカフェイン・アルコール摂取量と治療成績(着床・妊娠)についての研究なのですが、意外や意外ポーン

 

アルコールを飲む男性のご夫婦の方が、着床率・妊娠率・出産率が有意に高くなるんだそうですポーンポーンポーン

 

えぇ~でもアルコールって、精子に悪そうじゃないですか!?

 

そう思いませんか!?

 

だけど、最もアルコールを飲むグループと、最もアルコールを飲まないグループで比較すると、61%と28%。2倍以上の差なんですよポーン

 

びっくりですよねポーンなんで~はてなマーク

 

ただ、こういう統計って、アルコールがイイ・悪いとは単純に言えなくて、アルコールを飲める体質と飲めない体質の差もあると思いますので、アルコールを飲める体質の方が精子が多いとか精巣が丈夫とか他の要因が重なっている可能性もありますよね。

 

なんとなく酒飲みの男性の方が精力強そう!!な感じするし生ビール

 

逆にカフェインの方は、カフェイン飲料を多く飲んでいる男性の夫婦の方が妊娠率は下がります。

 

最もカフェインを飲むグループと飲まないグループでは、19%と55%なんだそうです。

 

たぶん、カフェインをたくさん飲んでいる人って、仕事が忙しくてカフェインを摂って頑張ってるんだと思うんですよね。

 

つまりストレスの塊!!

 

なので、こちらも単純にカフェインが悪いだけじゃなくて、その背景も想像してみないといけませんよね。

 

ちなみにカフェインは、卵管内の柔毛の動きを促進するので、女性が飲んだ場合、着床率は上がるんです。(これは別の研究)

 

でも妊娠中のカフェインは流産率を上げるので、排卵期以降はカフェインは飲まない方がいいということなんですね。

 

なんだか不思議ですね~。

 

妊娠に関わることだとどうしても女性主体になりがちですが、男性側の習慣も大きく影響を受けるということがこれらの研究からわかります。

 

飲めない男性が無理にアルコールを飲むことが効果的かどうかはちょっと分からないので、オススメしませんが、カフェインを摂っている男性は、止めた方がいいかもしれませんね!?

 

飲める人だったら、無理に禁酒しなくてもいいってことなんでしょうね。

 

まぁだからと言って、飲み過ぎは健康に良くないので、身体全体のことも考えて、健康に悪くないようにしましょうねビックリマーク