ナス科植物と皮膚病 | こだま堂漢方薬局のブログ

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こんにちは。

こだま堂の長峯です。

 

先日、久しぶりにお会いした皮膚病の患者さん。

 

あちこち病院に行ったけど、病名は不明・・・とのことでしたが、手のひら・足の裏に、ものすごい湿疹とガサガサが出来ていたので、掌蹠膿疱症じゃないのかなぁ・・・と思っていました。

 

この方は、ものすごく真面目な方で、食事指導もきちんとやって、漢方もきちんと飲んでいたので、2ヶ月ぐらいで劇的に改善したのですが、その後、いろいろ出費が重なったそうで、漢方は高くてできない・・・と止めちゃったんですよね。

 

せっかく良くなってたのになぁ・・・と、すごく残念に思っていたのですが、4ヶ月ぶりくらいに見せてもらったら、もうほとんど、98%くらい良くなってる!!

 

食事指導だけは、ずっと実践していたそうです。

 

 

ちなみにその食事指導の内容

 

●主食を食べるときは、玄米や雑穀(未精白のもの)

 

●タンパク質(肉・魚・卵など)と野菜を優先して食べる。(パスタやどんぶり飯みたいな炭水化物だけでお腹いっぱいにしない。乳製品は控えめに)

 

●砂糖・甘い物禁止(合成甘味料含む)

 

●ナス科植物は禁止

 

●酒・タバコ禁止(これはもともと止めていらっしゃいました)

 

お会いしたときに言っていたのは、「夏野菜(ナス科)はやっぱダメだね~」でした。

 

ところで、皆さん、ナス科って、ナス以外に何があるかご存知ですかはてなマーク

 

意外とみんな知らないんだな~(というか興味ないはてなマーク)と、ちょっとびっくりさせられるんですが、私は子供の頃から畑やってたから分かるだけなのかなはてなマーク

 

ナス、ピーマン、パプリカ、トマト、ジャガイモ、トウガラシ、シシトウ、食用ホオズキ・・・など。

 

えぇ~!!何も食べられないじゃん!!ムキームキームキーって、ものすご~く嫌な顔されることが多いんですけど、まぁやるかやらないか、治すか治さないかはご自身で決めて下さい。

 

トマトなんて、リコピンが身体にイイんでしょ~はてなマークって思ったアナタ。リコピンはね~なんと細胞毒性があるんだぞー!!(オイスターの勉強会で教えてもらった実験データ)

 

ジャガイモの芽はソラニンを含みますが、可食部も微妙に含まれています。

 

以前、テレビで見てびっくりしたのは、ポテトチップスを作る時って、炭水化物が多いと揚げたときに焦げやすいので、少し発芽させてから、芽を取って使うんだそうです。

 

だから、特にポテトチップスで皮膚病悪化する人いるんだぁ~と思いました。

 

ちなみにタバコもナス科です。

 

ナス科植物はアルカロイドを含むんですよね。

 

ほら、ホオズキで堕胎するとか、江戸時代に使われてたでしょはてなマーク

 

トマトなんて、食べられるようになったのはここ200年くらいらしいです。(食糧難で仕方なく食べたのが始まりで、もともと観賞用)

 

まぁ私は普通に食べてますけど・・・。皮膚病の患者さんには食べないように指導しています。

 

かゆみや炎症が減る方が多いです。

 

ナス科が好きで、皮膚病の方、止めたら治るかもよ~ひらめき電球