こんにちは
こだま堂の長峯です。
相談に来た方でなく、そのご家族の病気の相談をしていて、よくあるのが「病気の本人が一生懸命治そうとしてくれない」ということがあります。
酒、タバコを止めない、薬をちゃんと飲まない・・などなど。
あまりに重病で治す気力が無くなってしまっていることもあります。
そういうときに、「酒ばっかり飲んでるからだよ」とか「自業自得だ
」とか「ちゃんとしてよ
」と言いたくなりますよね
そうすると「うるさい」ってなってしまって逆効果。
そういうときは、主語を「あなた」から「わたし」に変えてあげるとうまくいくんですって。
どうしてお酒をやめて欲しいのかって、元気になって欲しいからですよね。
どうして元気になって欲しいかって、大切に思ってるからですよね。
だからその想いを伝えた方が、相手の心に響くんです
『(あなたは)酒ばっかり飲んでるから治らないんだよ』と、いうかわりに
『(わたしは)心配だから、長生きして欲しいから、どうかお酒をやめてほしい』の方が、本人ももう少し考え直すかもしれません。
あと、『ありがとう』などの感謝の気持ちをたくさん言ってあげると治す気力が出てくるそうです。
怒られてばっかりだと嫌になるけど、感謝されるとヤル気がでるってもんです。
特に、治らない病気や死が近い人は、人に迷惑かけている、自分は役に立たない、一人ぼっち、無駄な苦しみだ、と思いがちです。
生きているだけで、充分ありがたいこと、頑張っていることを感謝してあげると、心が穏やかになります。
もし治らなくても、最期にお互いが感謝の気持ちでいっぱいになれたら、後悔ないですよね。
自分も父に最期にかけた言葉が『ありがとう』で良かったかな〜と思います。
危うく、『まったくしょうがないなぁ』とかになるところでした
家族って難しいんですけどね・・・。