脱法ハーブ | こだま堂漢方薬局のブログ

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今回お話したいのは、危険ドラッグの脱法ハーブ・・・じゃなくて、薬草の脱法ハーブです。


分かりにくい・・・ですよね汗


そもそも危険ドラッグの言う危険な本体は、ハーブじゃなくて薬物だし・・・。


私が言いたい脱法ハーブは、「日本では法律上医薬品ではないけれど、比較的強い作用がある食品扱いの薬草」のことです。


別に必ずしも危険というわけではないのですが、「食品だから副作用もなくて安全だよドキドキと宣伝しているのにはちょっと違和感かな~と思いまして。


例えば、キャンドルブッシュというハーブがありますが、法律上食品だけど、成分はセンナと一緒・・・っていうか、センナの亜種くらいでほとんど同じ植物じゃんビックリマークとか。


センナの瀉下作用は、大黄より強いからな~にひひ


世界中あちこち探せば、似たような薬草はありますから、薬事法の目をかいくぐって「食品」として売ることもできますよね。


そういう意味では危険ドラッグと似た手法ですよね。


禁止されたら、化学構造変えちゃえビックリマークみたいなかんじで、医薬品の薬草の仲間を探せばいいビックリマークってこと。


どうなんでしょうねぇ~。


そんな感じで、最近気になるのが、ニチニチソウ。


ニチニチソウのサプリメントやお茶が結構あるんですよね。


ニチニチソウは抗癌剤の原料植物なのですが、これをお茶にして飲んでいいものかどうか・・・。


薬草本などには、毒草に分類されてるしなぁ。


見た目も虫食わないから、いかにも毒草っぽいし、キョウチクトウ科っていうのも、毒っぽいですよね。


中でも、ヒメツルニチニチソウは認知症改善効果があるらしいので、ちょっと気になりますが・・・イメージ的になんとなく手は出せない感じです。


漢方に詳しくても、全ての薬草を使いこなせるわけじゃないので・・・。


目新しい薬草を使うときは、どんな植物の仲間か・・・も調べてみたほうがイイと思いますよビックリマーク