こないだ牛黄の勉強会に行ってきました。(旦那ちゃんが)
牛黄は「ごおう」と読みます。
牛の胆石の生薬です。
昔から「よく効く漢方薬・漢方薬の王様」として有名で、ホントかどうか知りませんが、水戸黄門の印籠には牛黄が入ってた説もあるくらいです
で、ナニにそんなに効くんだということですが、有名なもののひとつに「脳卒中の後遺症」というのがあります。
今では、添付文書の効能・効果には書いてありませんが、その効能は有名で、脳卒中後の麻痺や痺れ、こわばりなどに効くようです。(脳梗塞のモデルマウスでは、8割?だかに効いたんですって。多少の差はあるでしょうけど、驚きですね)
難点は、とにかく高い
あまりに高くて、飲み続けられない方も多いんじゃないかな・・・と思っちゃいます。
そんなに効くなら、早くその成分を特定して、合成医薬品になればいいじゃないかと思っていたのですが・・・。
結局、その希少性が問題で、開発ができない・・・んだそうです。
胆石なので、ほとんどの成分はビリルビン(古くなった血液を分解したゴミ)なのですが、そのビリルビン以外の成分に有効成分が含まれるらしい・・・のです。
だけどその成分をまず全て分析するには、とにかく大量の牛黄が必要で、牛黄自体が高すぎて、原料確保にウン千万円とか、かかってしまい、開発ができない・・・とさ
あ~そうか、医薬品開発にはそんな欠点もあったのか・・・なるほど、納得。
なので、興味ある方はとりあえず牛黄で試してみて下さいね