こんにちは。
こだま堂の長峯です。
先日、ずーっと楽しみにしていた、「野生のキノコ料理を出してくれるレストラン」に行ってきました
ずーっと・・・というのは、去年たまたまそのレストランを発見したのですが、秋のキノコシーズンはものすごく人気で予約が取れなくて、1年越しでやっと予約をとって食べに行ってきたのです
旦那ちゃんは「野生のキノコなんて怖いから食べたくない・・・」とずっと渋っていたのですが、説得して野生のキノココースを予約させました
野生のキノコを食べるのは子供のころからの夢()というか、あこがれというか、本当の目標は自分でキノコを選別できる人になることなんですが、残念ながら身近にそういう人がいないし、食べたこともないので、まずは食べてみたかったというところです。
キノコの図鑑は5~6冊持っているんですが、やっぱり写真だけで判別・・・って難しいし、怖いですよね。
あそこに生えてるのは絶対タマゴタケで食べられるのにな・・・と思っても、やっぱり自己判断で食べるのは怖い
「こーやって食べると美味しいのかぁ~」と、キノコ図鑑の食べ方の説明をよだれを垂らしながら読むだけ・・・って、30年以上前からそんなことしてたら妄想が膨らみますよ・・・。
で、そのレストランにわくわくしながら食べに行ったのですが、もうそれは想像を以上の美味しさ
ものすごく美味しい出汁というか旨味があって、いろんなジャンルの美味しさがあるので比べるのも難しいのですが、間違いなく今まで食べた美味しい料理のトップ10には入ると思います。
「野生のキノコ怖い・・・」と言っていた旦那ちゃんも、「あんな美味しい松茸、初めて食べた」と喜んでました。(松茸はコースとは別で注文。1本2500円)
キノコって栽培品だと、どうしても味も香りも落ちるんですよね・・・。昔、草津で野生の舞茸の天ぷらを食べたことがあったのですが、ものすごく美味しくて、あれ以上の美味しい天ぷらにはもう二度と出会えていません・・・。
だから、野生のキノコを食べて中毒したというニュースがあろうが、野生のキノコ狩りをやめられないんでしょうね~
以下はお料理の写真です。
お料理で使ういろいろなキノコを説明してくれます。
どれがどれだか全部は覚えられませんでしたが、名前はメモりました。(タマゴタケ、イロガワリ、アカヤマドリタケ、アンズタケ、クロラッパタケ、ハナビラタケ、チチタケ、マツタケ、サクラシメジ、イチョウタケ、ニンギョウタケ、ヌメリイグチ、アイタケ、カラカサタケ、ヤマドリタケモドキ、クロカワ、アミタケ、アイシメジ、アカジコボウ、ショウゲンジ)名前かぶってるのあるかも。
アカヤマドリタケやヤマドリタケモドキ、その他のキノコが入ったスープ。ヤマドリタケはポルチーニの仲間です。
このスープ、めちゃくちゃ美味しかった丼いっぱい飲めると思う。
信州サーモンの下に半熟の黄身とキノコ出汁のジュレが入っていて、混ぜて食べると絶品
タマゴタケとヤマドリタケモドキ(だったかな?)を焼いて、バジルソースと振りかけたチーズで食べるシンプルなお料理。キノコの味をしっかり感じられて、歯ごたえもあって美味い
国産の松茸焼いた松茸を塩またはオリーブオイルで食べる。
国産の松茸なんて、最後に食べたのいつだろう・・・ていうか、食べたことあったかな追加で2500円の価値あり
美味しいソースの上のキノコたち。ソースが美味しすぎて、パンでふき取るように食べました・・・。野生のキノコだから、ちょっと虫くいもあるんだよね・・・。そこはあまり見ないように食べましょう(虫出しはしてあります)
キノコだけの出汁のスープ。なんのキノコか忘れたけど、ちゅるんとしたぬめりがあって、美味しかった~
ちょっと和風な風味なので、このだし汁でめんつゆ作ってそば食べたいって思いました。だし汁を水筒に入れて飲み歩きたいね。
※これだけ写真撮るの忘れたので、旦那ちゃんが撮った写真を送ってもらったので、縦になってます
くえの上にキノコ。くえって高級魚ですよねキノコソースとトマトのソースで美味さ爆増もっと食べたい
ステーキとキノコ。クロラッパタケ、歯ごたえがあって美味しいオレンジ色のはアンズタケで、あんずのような風味があるとのことでしたが、それはちょっと分からなかったなぁ。アンズタケは手に入りにくいので、これだけイタリアから生で取り寄せているとのことでした。
ビーフ以外にも、カモ、鹿があったんだけど、ジビエのレアは寄生虫とか肝炎ウイルスが怖いので、無難に牛にしました。よく焼くと固くなっちゃうんですって。これもソースがすっごく美味しかったんですが、パンを食べすぎになってしまうので、追加のパンはやめときました・・・。家だったら皿舐めてたな
デザートはさすがにキノコではありません。アールグレイのムースと桃です。これもすごく美味しかったですフェンネルのお花が飾りについているんですが、一緒に食べたらよい香りで美味しい
食後のハーブティ。他にフィナンシェとフルーツほおずきもデザートと別にいただきました。ハーブティはレモングラスとホーリーバジルのお茶で、甘味があるさわやかな風味でなかなか良かったです。ロイヤルコペンハーゲンのカップ、京王アートマンで見るたびにかわいいけど高いしなぁ・・・と思って買えないけど、ここで利用できて満足です
とにかくお店の雰囲気もとってもステキなのです(キノコグッズ、絵が飾ってある)
とまぁこんな感じで、野生のキノコを満喫しました2時間半かけてゆっくり食べるので、よ~く味わって食べられました。
メニューは決まっているのではなく、そのときの収穫状況に応じて変わるそうなので、また食べに行きたいです。
食べた当日に本屋に行って、新しいキノコの本を2冊買ってきましたよ~。昔は食べられていたキノコも、新たに毒があることが判明したものもあるので、新しい情報を仕入れた方がよいです。
また、食べられるキノコでも、微量に毒があったり、煮こぼして毒抜きをするもの、アルコールと一緒に摂ってはいけないものなど、いろいろ注意すべき食べ方があります。
ちなみに漢方もキノコ、使うんですよ。茯苓(サルノコシカケ科マツホド)や猪苓(サルノコシカケ科チョレイマイタケ)は調合で使うキノコですし、冬虫夏草や霊芝、カバノアナタケなどは、健康食品として昔から使われています。
かわいい不思議なキノコの世界。ぜひ皆さんも体験してみてはいかがでしょうか(お店が混んじゃうので、名前は秘密~)