このブログのテーマの1つ「コダックブルー」

その色が出るデジタル一眼は過去にオリンパスが出していたものだけ。
今では新しく手に入れるのは難しく、程度の良い中古を探すわけですが、
今回、コダックCCD搭載の兄弟、
OLYMPUS E-1 (2003年10月発売)
OLYMPUS E-300 (2005年1月発売)
OLYMPUS E-500 (2005年11月発売)
OLYMPUS E-400 (2006年4月発売)
が一堂に会しましたので、
設定を統一、ISO100、ホワイトバランス昼光、ESP測光(いわゆるマルチパターン)
階調、彩度、コントラスト、シャープネス、全て標準、JPG撮って出し。
単焦点標準レンズZUIKO DIGITAL 25mm F2.8付けて、
その性格の違い比べてみましょう。

(なお、古いカメラに興味ない方は読み飛ばしちゃってください、比較写真が並んでるだけですから)

へそまがり電子暗箱-見本

写すのはコダックが得意そうなこの青空。
電柱の辺りを比べてみましょう。
上の数字が露出補正値、右下がカメラの型番です。

へそまがり電子暗箱-E-1

へそまがり電子暗箱-E-300

へそまがり電子暗箱-E-500

へそまがり電子暗箱-E-400

へそまがり電子暗箱-E-PM1

特別ゲストで最新機PEN mini E-PM1にも参加してもらいました。
これだけはISO100が無いので最低の200で、レンズはM.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R。

こう見ると、どれも同じに見えちゃいそうですけど、同じ露出補正で並べると。

EV0.0
へそまがり電子暗箱-0.0

EV-1.0
へそまがり電子暗箱--1.0

EV+1.0
へそまがり電子暗箱-+1.0

結構違いが出てきますね。

空の部分だけ並べてチャートにすると。

へそまがり電子暗箱-青見本

こんな感じ。

あなたのお気に入りの「青」はどの機種でしょうね?


E-1とE-500が明るさの調節がEV0.3違うだけで、発色が似た系統ですね。
また、E-300とE-400がEV0.3~0.7の違いですっきり系が似てる気がします。

面白いのはE-PM1の発色、変に設定いじらなければ、コダックブルーに似た色出してますね。
でも、マイナス補正が多くなる青空、実際に撮ればアンダーで濁るMOSとCCDの違いで
やっぱり全然別物の写真になりますね。

露出の違いは「プロ機はアンダーに、エントリー機はオーバーに調整」してあるとの話も聞きますが、
なにせ一番古いのは8年前、E-400でも5年前の機種ですから、
E-PM1以外は経年変化による発色や露出のずれが起きてる可能性もあることをご了承ください。


なお、アメブロの仕様で勝手に縮小されますので、気になる機種は拡大表示してもらったのを、
ダウンロードして直接PC画面で並べて見比べてもらうのがいいかもしれません。