松尾大社(まつのおたいしゃ)

 西京区嵐山宮町にあり、市バス「松尾大社前」、阪急嵐山線「松尾」が最寄。

 京都最古の神社で、太古この地の住民が松尾山の神霊を祀ったのが起こりで、五世紀頃朝鮮から渡来した秦氏が移住して松尾の神を総氏神と仰いだそうです。御祭神は大山咋神、中津島姫命(市杵島姫命)。大山咋神は山を支配する大主神で治水・開拓・建築・商業の守護神、酒造の祖神として有名です。中津島姫命は、天照大神と須佐之男命が天安河を隔てて誓約されたとき生まれ給うた宗像三女神の一柱で交通と安産の守護神。境内には、醸造家が酒の元水として使う「亀の井」という霊泉や、4~5月に山吹が咲き乱れる一ノ井川があります。

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「梯子地蔵尊(はしごじぞうそん)」薬師禅寺(やくしぜんじ)

 西京区嵐山薬師下町にあり、市バス「内田町」が最寄。虚空蔵法輪寺から松尾大社に向かう道に「はしご地蔵尊」の門標がありそこが薬師禅寺。

 松尾村生まれの少年が比叡山にのぼり修行、しかし毎夜寝小便するので、兄弟子たちは布団を負わせ門外へ放り出したら姿が見えなくなり、次の夜兄弟子の夢枕に現れ「地蔵尊に生まれ変わって寝小便に苦しむものを救済したい」と告げたので、松尾の薬師堂の脇に見つかった地蔵石仏を、地蔵堂を建てて祀ったとのことです。お礼に年齢の数の段のはしごを作って供える慣わし。

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月読神社(つきよみじんじゃ)

 西京区山室山添町にあり、市バス「下河原町」が最寄ですが、阪急嵐山線「松尾」も便利。松尾大社の大鳥居を南へ約400メートル。

 松尾大社の境外摂社。御祭神は月読尊で、天文、卜占、航海の神とされます。日本書紀に由来が見られる古社です。境内の月延石(安産石)は、神功皇后の筑紫滞在の際、その腹を撫でて安産されたという石を月読尊の神託により、当社に奉納されたそうです。安産子授けの神として参り、祈願石を奉納する人も多いそうです。境内には名水「解穢の水」も湧いています。

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地蔵院(じぞういん)「竹の寺」

 西京区山田北の町にあり、京都バス「苔寺」が最寄。市バス「苔寺道」も便利。

 夢窓国師開山の臨在禅の寺。伝教大師作といわれる延命・安産の地蔵菩薩を本尊としています。十六羅漢の庭という枯山水庭園が美しいです。一休禅師が幼少の頃修養されたとか。

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「千代原観音(ちよはらかんのん)」阿弥陀寺(あみだじ)

 西京区桂千代原町にあり、市バス「千代原口」が最寄。桂小学校に向かって東へ進むと案内があります。

 浄土宗の寺院。空覚照恵上人の隠居寺として起こる。千代原観音(千手千眼観世音菩薩)は雷・悪病除けの信仰あり。境内に子授け観世音大菩薩と水子供養地蔵尊があります。洛西観音霊場第二十五番札所。

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「安産観音」常楽寺(じょうらくじ)(大宮社の境内地にあり)

 

 西京区川島北裏町にあり、阪急「桂」が最寄。桂駅西口の南に大宮社があり、その境内にあります。無人の寺院ですが観音様は安置されています。

 詳細は不明。集印は上記の「阿弥陀寺」で受け付ける旨書かれています。洛西観音霊場第二十二番札所。

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長福寺(ちょうふくじ)

 西京区下津林楠町にあり、市バス「下津林六反田」が最寄。

 平安中期、慈覚大師が唐からの帰途嵐に遭い、「無事帰朝せしめれば三体の千手の尊像をつくる」と誓い造られた一体が当寺の千手千眼観世音菩薩。子なき夫婦に子を与え、身重に安産の利を得せしめ、夫婦親兄弟の縁も厚くすることを大師が祈って彫られたため結び観音とも呼ばれます。度々兵火に遭って場所を移し、近隣の五社神社境内の永福寺が明治期に廃寺となってよりは長福寺に合併されて観音像も移されました。現在は本堂外陣右に安置されています。浄土集の寺院で本尊は阿弥陀如来。洛西観音霊場第二十一番札所。

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願徳寺(がんとくじ)

 西京区大原野南春日町にあり、市バス・阪急バス「南春日町」が最寄。勝持寺(花の寺)の仁王門をくぐり、その北東に位置しています。

 白鳳時代、持統天皇の勅願により創建。平安から鎌倉にかけて天台密教の大寺院となるも戦国の兵火で灰燼。変遷の末、昭和四十八年本堂再建。平成八年諸仏が勝持寺より帰座。本尊は如意輪観世音菩薩(心願成就、子宝授与)半跏像。右脇に薬師瑠璃光如来(無病息災、安産端正)立像。ほかに青不動明王、聖徳太子二歳像など。洛西観音霊場第三十三番札所。

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十輪寺(じゅうりんじ)「なりひら寺」

 

 西京区大原野小塩町にあり、阪急バス「小塩」が最寄。

 文徳天皇の皇后藤原明子の世継誕生を祈願し、めでたく誕生、文徳天皇勅願所となったそうです。御本尊は延命地蔵菩薩。そのお腹に巻かれた腹帯で皇后が安産されたことから腹帯地蔵尊と称し、今も子授け安産を願う女性たちの信仰を集めています。本尊は秘仏で御開帳は8月23日。歌人在原業平が晩年に隠棲、塩焼きの風流を楽しんだことから「なりひら寺」とも。洛西観音霊場第三番札所。

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西山宮門跡(にしやまのみやもんぜき)善峯寺(よしみねでら)

http://www.yoshiminedera.com/

 西京区大原野小塩町にあり、阪急バス「善峰寺」が最寄ですが、冬季(1月6日~2月末)は「小塩」まで。

 平安中期、源算上人開基の天台宗単立寺院。朝廷の崇敬篤く、白河天皇によって諸堂が建立されましたが、室町期の応仁の乱で焦土と化し、現在の堂宇は徳川五代綱吉の生母桂昌院の再建。本尊は仁弘法師作の十一面観音菩薩。江戸初期、京都堀川あたりの八百屋・仁左衛門は子宝に恵まれず、当寺に参篭、やがて玉のような女の子を授かり、お玉と名づけ大切に育てたそうです。後に大奥で絶大な権力を振るった桂昌院はそのお玉です。一般的なご利益は病気平癒で神経痛・腰痛に。境内には出世薬師、幸福地蔵、遊龍の松、「お香水」、薬湯風呂(5月と10月の第2日曜)なども。西国三十三所第二十番札所。洛西観音霊場第一番札所。

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染殿地蔵尊(そめどのじぞうそん)<境内地なし>

 西京区御陵池ノ谷にあり、市バス「御陵町」が最寄。藤原明子(染殿皇后)が後の清和天皇を懐妊し、その安産を当地蔵尊に祈願したそうです。裳が腹帯に見えることから腹帯地蔵とも呼ばれています。像高215.0cm。地蔵堂は毎月24日に開かれ、法要があります。浄土宗の寺院、広見寺が管理しています。

 

 地蔵堂:mapリンク

 

 広見寺:mapリンク

 

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