古知谷阿弥陀寺(こちだにあみだじ)

 左京区大原古知平町にあり、京都バス「古知谷」下車で、徒歩25分。

 江戸初期、弾誓上人開基の浄土宗の寺院。古知谷へ入った上人が、自身の人間としての理想像を草刈り鎌で刻み、頭髪を植え、これを本尊として本堂に安置したのが起こり。この植髪の鎌佛に安産守護の信仰があり、皇族諸家とのご縁故も深いということです。当寺は紅葉の名所でもあり、天然記念物の樹齢八百年の老木を始、300本近いカエデが迎えてくれます。

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貴船神社(きふねじんじゃ)結社(ゆいのやしろ)

http://kifunejinja.jp/

 左京区鞍馬貴船町にあり、叡山電鉄鞍馬線「貴船口」から京都バスで「貴船」まで。

 本社、奥宮の御祭神は高オカミノ神。平安期より日照長雨の際には祈念が捧げられたそうです。

 結宮の御祭神は磐長姫命で縁結びの神様。瓊々杵尊が磐長姫、木花開耶姫命姉妹のうち、妹姫を娶られたので、磐長姫は「我長くここにありて縁結の神として世人の為に良縁を得させん」と言われ結宮に鎮まったということです。「結び文」を結び合わせて奉納祈念すると願事叶い、男女間の縁のみならず子授けなど様々な良縁にも霊験ありです。まず本社、次に奥宮に、そして結びとして結宮に参拝する「三社詣」が盛んです。平安期の女流歌人・和泉式部が当社に恋を祈り叶えられた話は有名。境内の霊泉に浮かべると文字が浮き出る水占みくじも人気。「御神水」も涌いています。

 

本社

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奥宮

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結社

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由岐神社(ゆきじんじゃ)(鞍馬寺境内地にあり)

http://www.yukijinjya.jp/

 左京区鞍馬本町にあり、叡山電鉄鞍馬線「鞍馬」が最寄。

 祭神は大己貴命、少彦名命。都の騒乱の時には、弓矢を入れて背負う革袋・靫を社前に奉納し、靫明神とも呼ばれていたそうです。 御所に御祀りされていたその由岐大明神を、鞍馬寺の鎮守社としてこの地に勧請。京都鴨川の葦で松明を造り、篝火を焚いてお迎えしたのが鞍馬の火祭りの起源とか。御祭神の二柱とも国家経営の神で、縁結び、商売繁盛、病気平癒、子授け安産まで御神徳は幅広いようです。子授け安産の信仰は右側の狛犬が子供を抱いていることからのようです。また火祭りの神輿に付けられた綱を引くと安産とのこと。

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恵光寺(えこうじ)

http://www.kyoto-ekouji.jp/

 左京区静市市原にあり、叡山電鉄鞍馬線「市原」が最寄。

 もともとこの地には、平安期に建立された慶壽庵があり、江戸前期に市原の里がさかえ始めた時期に建てられた恵光寺とがやがて合併して現在の恵光寺になったそうです。御本尊は阿弥陀如来。地蔵堂に彩色木造の安産地蔵(北向き地蔵尊)が祀られ、縁結び、安産のお地蔵さんとのことです。頭にかぶっておられる真綿をちぎって、それでお腹をさすると安産するそうです。境内には小野小町姿見の井戸や石仏五智如来なども。

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三宅八幡宮(みやけはちまんぐう)

 左京区上高野三宅町にあり、京都バス・叡山電鉄「八幡前」が最寄ですが、桜や紅葉の季節には京都バス・叡山電鉄「三宅八幡」から参道を歩くのが良いでしょう。

 小野妹子が遣隋使として隋へ赴く折、筑紫の辺りで病を得、宇佐八幡宮に祈願すると全快したそうです。帰国後、宇佐八幡神を勧請、創建。三宅氏が崇敬したことから三宅八幡宮と呼ばれるようになったとのこと。御祭神は応神天皇で、小児の疳の虫除けの神として崇敬され、「虫八幡」とも呼ばれています。夜泣き封じの神鳩(1500円)は美しい彩色です。「比叡山鵜ヶ谷から湧く清水」もあります。

 境内の三宅八幡茶屋では鳩をかたどった鳩餅(プレーン、ニッキ、抹茶)がいただけます。

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「下鴨神社」賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)

http://www.shimogamo-jinja.or.jp/

 左京区下鴨泉川町にあり、市バス「下鴨神社前」「糺の森」「神葵橋」が最寄。京阪・叡山電鉄「出町柳」も便利。

 紀元前二年にも修復の記録のある古社。東西の本殿に玉依媛命と賀茂建角身命が祀られています。玉依媛命は、鴨川で禊されている時上流より流れきた丹塗りの矢を拾われて床の間におかれた処、矢は美しい男神になられ、結婚され、お子をお生みになったとの伝説があることから、縁結、子育、安産の神様として信仰されています。縁結びの相生社、二本の木が途中で結ばれる連理の賢木、えとの守り神・言社など見所は多いです。糺の森が一番美しいのは若葉の頃で、葵祭の季節です。境内の手水舎・御手洗は糺の森地中深くより湧水したもので、「直澄」は糾の語源とか。

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常林寺(じょうりんじ)

 左京区川端通今出川上ル田中下柳町にあり、市バス「出町柳駅前」、京阪「出町柳」が最寄。

 念仏僧魯道の開創。秀吉の都市政策により御土居のそばの当地に移転。世継子育地蔵尊は、常林寺が建つ以前からこの地に祀られ、遠国にも安産の霊験は知られ、近世以降は若狭街道を往還する人々に親しまれて香煙は絶えなかったそうです。地蔵堂は昭和七年建立。「萩の寺」としても有名で、秋九月中旬が見頃とか。

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「幸せ地蔵尊」弥勒院(みろくいん)

 左京区浄土寺南田町にあり、市バス「銀閣寺前」が最寄。哲学の道を銀閣寺側から入り、疎水分流に掛かる橋の3本目東側。

 本尊は大日如来。幸せ地蔵は、江戸期には室町の呉服屋さんにありましたが戦時中当寺に疎開、戦後譲り受けたとのこと。もとは本堂にありましたが、台風で土塀が壊れたのを期に門前に地蔵堂を立てお祀りしたそうです。安産求子成就、子孫繁栄、病気平癒に霊験ありで幸せの逸話は多いです。

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金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)「黒谷(くろたに)」

http://www.kurodani.jp/

 左京区黒谷町にあり、市バス「岡崎道」が最寄。

 浄土宗。洛陽三十三箇所第六番札所。法然上人がはじめて草庵を営まれた地。御本尊は阿弥陀如来。当寺の千手観音「吉備観音」は、吉備真備が遣唐使の2度目の帰国の際に遭難、「南無観世音菩薩」と唱え難を免れたため刻んだということです。歴代天皇の御信仰篤く、御懐妊の節には御安産と肥立開運の祈願をされました。安産守護の他に道中守護、所願成就も。

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積善院(しゃくぜんいん) 凖提堂(じゅんていどう)

 左京区聖護院中町にあり、市バス「熊野神社前」が最寄。

 鎌倉初期の開創。凖提堂を本堂とし、凖提観世音菩薩と旧積善院本尊不動明王を合祀。凖提観世音菩薩は天台僧豪潮律師の造立で、安産の信仰があります。2月23日の五大力尊法要が有名です。

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大豊神社(おおとよじんじゃ)

 左京区鹿ケ谷宮ノ前町にあり、市バス「宮ノ前町」が最寄。哲学の道の中ほど東に位置しています。

 御祭神は少彦名命、菅原道真公、応神天皇。御神徳は治病健康、学問、勝運、(末社:厄除け、縁結など)。末社に日吉社、愛宕社、美田稲荷社、大国社があり、それぞれに狛猿、狛鳶、狛狐、狛鼠が鎮座しています。大国社の狛鼠は、大国主命を野火からネズミが救ったという古事記の記述に基き、右は学問を象徴する巻物、左は豊穣・薬効を象徴する水玉(酒器)を抱え、子宝を育む形でもあるとか。手水舎は椿ヶ峰から流れる「天の真清水」という御神水。枝垂紅梅と椿の名所でもあります。

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熊野神社(くまのじんじゃ)

 左京区聖護院山王町にあり、市バス「熊野神社前」が最寄。

 御祭神は伊弉冉尊、伊弉諾尊ほか五柱。御神徳は良縁和合、安産、鎮火。神前結婚の挙式に適した神社。役小角の十世僧日圓が紀州熊野大神を勧請したのが始まり。高倉天皇の中宮、建礼門院徳子が皇子御安産祈願のために使いを遣わされ、無事安徳天皇御降誕となったそうです。

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岡崎神社(おかざきじんじゃ)

 左京区岡崎東天王町にあり、市バス「岡崎神社前」が最寄。

 御祭神は素盞嗚尊、奇稲田姫命、八柱御子神。子授けの御神徳は地域一帯が野兎の生息地で、氏神様のお神使いも兎、手水舎に子授けうさぎ像があり、水をかけてお腹をさすり祈願すると子宝に恵まれる信仰より(兎は多産)。安産の御神徳も、腹帯を持ち込み祈願する人が多いとのこと。他に方除厄除、縁結び。

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「衣通姫地蔵(そとおりひめじぞう)」西方寺(せいほうじ)

 左京区東大路通二条下ル北門前町にあり、市バス「東山二条」が最寄。

 平安末期の創建。{非公開寺院}。本尊は阿弥陀如来坐像。正門右手にある地蔵堂の衣通姫地蔵は、允恭天皇の后の妹・弟姫(衣通姫)が七歳のとき疫病で亡くなり、冥土で生身の地蔵を拝し蘇生、その報恩のためにつくられたのが本像で、疫病除け、安産守護の信仰があるそうです。

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「夢見地蔵(ゆめみじぞう)」三福寺(さんぷくじ)

 左京区西寺町通二条下ル正往寺町にあり、市バス「東山二条」が最寄。

 浄土宗の寺院。宝永の大火後に現在地に移転。夢見地蔵尊は、一条天皇の中宮・彰子の御懐妊の苦しみの折、地蔵尊に祈ると夢告を得、仏師にその姿を彫らせ一心に尊信すると苦しみ癒え、皇子(後一条天皇)を安産されたとのこと。江戸期に当寺に遷座。無病安産招福の霊験で信仰を集めたそうです。現在地蔵堂は地蔵盆のみ開帳されます。

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大蓮寺(だいれんじ)

http://www.anzan-no-tera.jp/

 左京区西寺町通二条下ル正往寺町にあり、市バス「東山二条」「東山仁王門」が最寄。

 浄土宗。洛陽三十三箇所第八番札所。深譽上人の開山。荒廃した京都のお堂に放置されていた阿弥陀様を持ち帰り、御祀りしたのが御本尊とか。御光明天皇の皇后様が懐妊の折、安産祈願の勅命が下り、功徳あり内親王を御安産されたそうです。以後有栖川宮家が篤く信仰されました。神仏分離前の八坂神社・祇園社の薬師如来や十一面観世音菩薩が当寺に移されたということです。

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頂妙寺(ちょうみょうじ)

 左京区仁王門通仁王門通新麩屋町通西入ル大菊町にあり、京阪「三条」、地下鉄東西線「三条京阪」が最寄。

 室町末期日祝上人の開基。日蓮宗の寺院。数度の大火を経て四条富小路から現在地に移転。本尊は十界曼荼羅。本堂東側の鬼子母神堂に鬼子母神が祀られ、安産の信仰があるようです。多聞天と持国天が左右に安置された仁王門は仁王門通の由来とのことです。

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「赤穂義士の寺(あこうぎしのてら)」本妙寺(ほんみょうじ)

 左京区仁王門通東大路東入ル北門前町にあり、市バス「東山仁王門」が最寄。

 室町末期、日典聖人の開基。日蓮宗の寺院。本堂の内陣左に大覚大僧正自作の鬼子母神が祀られ、安産守護の霊験で知られています。赤穂義士の寺としても有名で、赤穂藩の御用商人・綿屋善右衛門が建立した小石碑が境内墓地にあり、三義士とうち一名の妻が合祀されているそうです。また義士宝物館には四十七士木造も安置。

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小安観世音(こやすかんぜおん)<境内地なし>

 左京区北白川西町、今出川通志賀越道分岐にあり、市バス「北白川」が最寄。路傍の石仏ですが、お堂の中にあり高さ2mはあります。子授け・安産・子供守りの観音。都で花を売る白川女が必ず花を供えていたそうです。出産間近でも行商に出る女性が多く、途中で陣痛に襲われないように願ったとのこと。

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