鳥山石燕と幽霊の絵 | 染と呉服 京やの覚え書き

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染と呉服京やの三代目、猪上勝也と嫁のブログです。

おはようございます、京やの勝也です。

 

本日7月26日は「幽霊の日」だそうです。

江戸の中村座で

四代目・鶴屋南北作の『東海道四谷怪談』が初演されたのが

1825年の7月26日とのこと。

有名な幽霊の一人「お岩さん」の記念日のようです。

 

 

さて今日は幽霊ということで

「鳥山石燕(とりやませきえん)」のお話。

 

石燕は

江戸時代後期の絵師・浮世絵師で

「画図百鬼夜行」などを世に出しました。

 

それまで漠然としたイメージでしかなかった

妖怪や幽霊を「形」で表現したわけです。

 

この後

その図絵は妖怪や幽霊のモデルとして

現代まで影響を持ち続けているとのことです。

 

たとえばこちら↓

柳、石灯篭、卒塔婆に白い着物の女性。

そして頭の三角の布「天冠」。

 

この天冠を付けた幽霊を

一躍一般的にしたのが石燕といわれています。

 

石燕の前の円山応挙の幽霊図も有名ですが

天冠はありません。

 

石燕の絵はどことなくユーモラスな印象があり

暗く感じないところが面白いです。

 

この絵も

思いがけず仲良しの友人に出会って

手を挙げて呼んでいるかのようです。

 

ついて行っていけない気がしますが…。

 

 

 

 

 

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