おはようございます、京やの勝也です。
昨日に続いて帯の話です。
織物の産地として
あまりにも有名な京都西陣。
新しい織物を織っているだけと思われがちですが
当然の如く
その技術と経験の蓄積は
織物にまつわるすべての方向にあるわけです。
例えば
長年使った袋帯。
どんなに良い品で丁寧に扱っていても
いつまでも新品同様というわけにはいきません。
模様を現している糸が浮いてきたり
箔部分の変な折れ線やシワ
金糸や銀糸の縮みからくる袋状態になったりと
どうしても傷みが出てきます。
そこで西陣。
「糸浮き直し」、「毛伏せ」、「箔伸ばし」
「解いてからの仮仕立て本仕立て」等
帯の品質に合わせた様々な技術で
生き返らせてくれます。
もちろん
すべての帯が思うように直る訳ではありませんが
活かして使いたい良い品、思い入れのある品等は
是非ともご相談ください。
西陣の技、頼もしいです。
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