おはようございます、京やの勝也です。
桜が咲き始もう直ぐ満開です。
毎年のことながらやはり楽しみです。
さて、歴史を遡って花見といえば
「醍醐の花見」が有名です。
豊臣秀吉が
700本もの桜を植えさせた醍醐寺で
催した世紀の花見です。
この花見については資料があるそうで
その中から着物の価格についての考察です。
見物するのは当然
秀吉をはじめ大名や公家、大商人達ですが
その奥方や側室たちがメインだったそうです。
この花見に出席した女性が1300人。
お色直しのため、ひとり3両(枚)の着物を作り
ある資料では総額39億円とのことでした。
莫大な金額に思いますが
計算してみると
ひとり300万円となり、3両で300万円
つまり一枚平均100万円となります。
現在の振袖や訪問着の良い加工の作品と
ほぼ同じ価格です。
「着物は高すぎる!」
と言う声もありますが
昔の権力者の姫君たちの衣裳を
現在は一般の人々が「呉服」として着ている訳です。
「高い」のは「価格」ではなく
現在の「生活水準」のように思います。
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